お経・御詠歌など仏教CD＆DVD | 京都 市原栄光堂

『源氏物語』を劇中劇のかたちで描いた大作映画『千年の恋・ひかる源氏物語』のＤＶＤ化。吉永小百合演じる紫式部が、時の権力者・藤原道長に娘・彰子の家庭教師として都に招かれ、彰子に『源氏物語』を語って聞かせるという形をとっている。光源氏には宝塚の男役として有名だった天海祐希を起用。常盤貴子演じる紫の上との濡れ場は当時の話題となった。
　出演者の衣装や、平安時代の宮廷生活を再現した映像技術は多くの映画人に衝撃を与え、ゴールデングロス賞優秀銀賞受賞するなど、玄人筋の評価が高い映画。惜しむらくは非常に長大な物語と、原作の多くのキャラクターを詰め込んだため、ストーリーを追うような印象を感じる人もいたようだ。評価の分かれる１作です。
全143分収録。
※映像特典（製作発表 / World Premiere In Hollywood / 初日舞台挨拶 / データファイル / ポスターコレクション / 劇場予告 / TVスポット）

源氏物語・吉永小百合/天海祐希版〜千年の恋・ひかる源氏物語〜　収録内容

　藤原道長（渡辺謙）に、いずれ入内する娘・彰子の家庭教師として、都へ呼び寄せられた紫式部（吉永小百合）。最初は彰子のライバル・定子の教育係・清少納言（森光子）に闘志を燃やすが、次第に彰子の人柄に触れ、紫式部のライフワーク＝『源氏物語』の話をし始める。
　桐壺帝の息子・光源氏（天海祐希）は武芸学問に優れ、万人に勝る容姿を持つ生まれながらの貴公子だった。年上女房の葵上（中山忍）を娶り、何不自由ない生活を送ってい年たが、彼には大きな悩みがあった。光源氏が本当に恋焦がれているのは、父の妻・藤壺中宮（高島礼子）だった。藤壺は幼くして死に別れた光源氏の母にそっくりだった。想いを留めることができず、ある夜、里帰りしていた藤壺の元に忍び込んだ光源氏は、強引に一夜を共にしてしまう。光源氏との不義の子を宿してしまった藤壺は罪の意識に苛まれ、光源氏を避けるようになる。一方、藤壺への想いを断ち切れない光源氏は、六条御息所（竹下景子）や源典侍（岸田今日子）、父親代わりとなり自らの手で育て上げた紫上（常盤貴子）ら幾多の姫君と逢瀬を繰り返す。しかし因果応報・・・嫉妬に狂った六条御息所に葵上が呪い殺され、揚羽の君（松田聖子）は抑圧された生活に耐え兼ね、屋敷を飛び出してしまう・・・。