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【朗読】伊集院静短編集〜冬のはなびら,水澄,春のうららの,チヌの月(CD全4枚/分売可能)
伊集院静の短編小説朗読CD集。
その私生活から読まず嫌いの方も多い作家だが、「伊集院静という人間は好きになれないが、彼の小説は好きだ」という人も多い。登場する男たちは、シャイで、優しく、心の傷にそっと蓋をしている人が多い。取り巻く女性たち、恋人とは限らない、母や娘、遠い昔の憧れの人たちも決して無傷で生きてきた人じゃない。後悔や思い出を抱え、それでも懸命に“今”に立っている人たちだ。
隠された心の傷を抉り出すことで一頭、上等な人間を気取る人もいるが、伊集院静はそういう人間が信じられないのだろう。
生きること、男であること、女であること・・・命を過ごすことに苦しさやためらいを覚えたあなたにおすすめしたい朗読CD集。
各巻 3,000円(税別)
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チヌの月
洗濯屋の上川老人。趣味はチヌ釣りで4年間狙っている大物がいるが、今夜もアタリがない。新しいアイロンや乾燥機、息子や嫁のこと、さまざまなことが頭に浮かぶ。老人は嫁の妙子がどうも苦手だった。前に会った気がするのだ・・・と、そのとき目当てのチヌが餌に食いつき・・・。
【朗読】梶村蹊子 / 約95分収録(CD2枚組)
春のうららの
うららかな春の日。新婚旅行にお金をかけようとする娘に不安を感じるさちえだったが、ふと亡き夫との新婚旅行の事を思い出す。自分は人並みに幸せになるはずがないと信じ込んでいたさちえは、その旅行で亡き夫から大切な贈り物を贈られたのだ。それは・・・。
【朗読】梶村蹊子 / 約49分収録
冬のはなびら
五島列島の小島に教会を建てる・・・夢に挑んでいた親友が不慮の死を遂げる。エリート銀行マンだった月岡修は銀行を辞め、家族の反対を押し切り、友の夢を継ぐ決心をする。十年を超える歳月・・・友のために人生を遠回りした若者のせつなく、美しい時間を、老夫婦との交流を交えて描く。
【朗読】小川道子 / 約79分収録(CD2枚組)
水澄
仕事を転々としている男がいた。公園で草野球の投手が来ず困っている人がおり、彼は助っ人を名乗り出る。彼は高校時代、野球部のエースで甲子園寸前で敗れ、妹の死も重なり人生が暗転したのだ。かろうじて勝利を得た彼は、公園の水澄しを見て、母の言葉を思い出す。
【朗読】梶村蹊子 / 約57分収録
日本国
送料:390円〜