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池波正太郎時代小説朗読『恋文 / 上意討ち』フランキー堺(CD)

昭和の名優・フランキー堺。喜劇俳優として有名なフランキー堺だが、『私は貝になりたい』のようなシリアスな役柄や、大河ドラマ『太平記』の長崎円喜のような酷薄で冷徹な政治家役など幅広い演技を見せる人気俳優だった。本作ではそのフランキー堺が、『鬼平犯科帳』や『剣客商売』で知られる池波正太郎氏の短編時代小説の佳作『恋文』『上意討ち』を朗読している。いずれもテレビ時代劇として映像化された名作で、江戸を舞台に数奇な運命に翻弄される人間の人生を静かに追う。
フランキー堺の新たな魅力に気づかさせる朗読CDです。ぜひお楽しみください。


池波正太郎時代小説朗読化『恋文 / 上意討ち』フランキー堺 収録内容


  • 恋文

     硯問屋に勤める音松は、近所の足袋屋の娘・おそのに憧れにもにた恋心を抱いていた。ある日、そのおそのから音松へ恋文が届く。有頂天になった音松はおそのと駆け落ちを決心し、店の金を持ち出し、おそのとの約束の場所で彼女を待ち続けた。しかし彼女は来なかった。その恋文は料理人の新七が仲間たちと仕組んだいたずらだったのだ。そうとは知らずおそのを待ち続けた音松だったが、なにものかに金を奪われ、殺害されてしまう。密かに音松に思いを寄せていたおそのは失意のあまり、江戸を離れ叔父のいる京都を訪ねるが、そこで新七と再会し・・・。(約31分)


  • 上意討ち

     越前鰺岡藩に二人の若き剣の使い手がいた。森十兵衛と田中源四郎。武芸を奨励する主君・堀忠行の元、二人は数々の剣術試合で立ち合っていた。なんども剣を交えた二人の間には、いつしか互いを認め合う友情のような関係が生まれた。ある時、十兵衛は源四郎の許嫁・千里が自ら命を絶ったという噂を耳にする。続いて十兵衛は主君・忠行から源四郎を討ち果たすよう命じられる。千里は忠行に側室へと望まれ、源四郎との婚約を解消。しかし源四郎への思いを立つことができず自害したのだ。源四郎は怒りのあまり忠行を殴りつけ、そのまま出奔したという。複雑な思いを抱えつつ、源四郎を追って旅に出る十兵衛だが・・・。(約31分)


商品コード : IS81212N08409
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