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輪島塗に生きる〜重要無形文化財・輪島塗の懸盤一式製作を追う(DVD)
日本最高峰の漆器・輪島塗。平安時代から続く漆塗りが発展し、江戸時代前期には現在の輪島塗がほぼ完成していたという。本ドキュメントには、この輪島塗の工芸技術の中でも極めて高度と云われる懸盤(かけばん)一式の製作工程を、5年の歳月をかけ、完成まで克明に記録している。輪島塗の技術を後世に伝える技術記録としても作成された作品で、輪島塗の完全な記録といえる。ジャパンとも呼ばれる漆器の技術は日本が世界随一とされ、沈金や蒔絵などの技術で美しく加飾された輪島塗は昔から高額で取引されていた。近年はNHKの朝ドラ『まれ』の影響で若い人の中にも愛好家が増えているという。
しんと静まり返った塗師の上塗部屋にかすかに聞こえる、ひたすらに運ぶ刷毛のすべり音。耳をすまさないと聞き逃してしまうその音こそが、輪島塗職人と漆(うるし)との静かではあるが壮烈な戦いの足跡である。日本の伝統工芸・輪島塗の神髄をお味わいください。カラー/全34分収録。
- 文部省選定教育映画祭最優秀作品賞
- 文部大臣賞
- 優秀映画鑑賞会推薦
- 日本紹介映画・ビデオコンクール金賞
- 日本映画ペンクラブ推薦
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