輪島塗や京漆器、江戸漆器に津軽塗など日本の伝統工芸の中でも評価が高い漆器・漆芸。縄文時代から続く漆器は、木や紙などに漆(うるし)を塗り重ねて製作する。漆塗の器物は丈夫で長持ちすることで知られるが、蒔絵や沈金、彫漆などさまざまな工芸技法を駆使することで絢爛豪華な美術工芸品にも昇華する。
漆かきや漆漉しなど、漆芸・漆器製作を支える基盤技術も収録された漆芸ドキュメントのDVD化。テレビドキュメント『匠の世界〜極める』より。約50〜60分収録。
蒟醤〜漆芸の完成を求めて(磯井正美)
漆塗面に繊細な線や点で文様を彫り、色漆を埋め込んで研ぎ出す独特の漆芸技法『蒟醤(きんま)』。華麗で繊細な現代の蒟醤を創作する名工・磯井正美氏の製作工程を収録。
彫漆と沈金〜色漆の心を彫る(音丸耕堂)
色漆を何層にも重ねて彫り、刀で文様を浮き彫り状に表現した彫漆。宝石のように輝きを見せる漆芸技法だ。色漆の配色を考え、塗り重ね、文様を掘り出していく音丸耕堂氏の職人芸。
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