常楽会は、お釈迦さまの四徳、常・楽・我・浄から名づけられ、一般に涅槃会とも呼ばれます。
常楽会には、日本最古の語り物に属する四座講式をお称えします。
釈尊の涅槃の様子を表す『涅槃講式』、釈尊亡きあと仏法を広めた十六羅漢を讃える『羅漢講式』、インドの釈尊の遺跡と求法の高僧を讃える『遺跡講式』、釈尊の舎利を讃える『舎利講式』を指し、釈尊入滅を忍ぶ物語が展開されます。
現在では講式ごとに分けてお勤めされることも多くございます。
本作には、高野山相伝の南山進流聲明による『常楽会法則』を収録。高野山上法会の雰囲気をお伝えするため、所作などに若干の演出による変更はあるものの、ほぼ現行通り執り行われています。全110分収録。
南山進流聲明・常楽会法則(涅槃会)〜釈尊入滅を忍ぶ・四座講式〜
勧請 / 傳供 金剛業 / 祭文 / 別禮伽陀 / 如来唄 / 散華 釈迦 / 梵音 / 三條錫杖 / 佛名 / 涅槃講式 / 讃歎伽陀 第四段 / 涅槃講和讃 / 釈迦念仏 / 合殺 / 舎利講式 / 舎利讃嘆 / 舎利禮 / 奉送 / 称名礼