パキスタン、アフガニスタンの現地医療に真心で取り組み、人々の生活と健康にかけがえがない『水』確保のため用水路建設まで成し遂げた医師・中村哲。2019年12月4日にアフガニスタン東部ジャラーラーバードで何者かの銃撃にあい、不慮の死を遂げられた。寡黙な九州男児だった中村先生が、その行動で私たちに示した数多くのメッセージを集約した約1時間の映像ドキュメンタリー。
文部科学省選定の映像教材だが、一般の方にも是非ご覧いただきたい一作。全72分収録。
図書館や授業など多数の方が利用される場合はライブラリー版でご購入ください。バリアフリー版(字幕焼付/音声ガイド付)も選択が可能です。
中村哲医師からのメッセージ 収録内容
1.異国の人々共に
パキスタン、アフガニスタンで35年間にわたり医療活動をつづけた中村哲医師。その活動はハンセン病治療から始まり、遂にはアフガニスタンの山奥にまで及んだが、中村先生はなぜ異国の地で人々に尽くしたのだろうか?(14分56秒)
2.
本当の平和とは西暦2000年。アフガニスタンを大旱魃が襲う。外国軍の空爆が続く中、中村哲医師は農民たちと共に用水路を建設することを決意する。果たして中村医師は、人々が平和に生きるために何が必要だと考えていたのだろうか?(15分43秒)
3.
昔の人の知恵に学ぶ大旱魃による水不足で命の危険に陥る人々。用水路建設を決意する中村医師だが、十分な材料も電気もない土地で、土木工事の知識も経験もない彼はどのようにして難しい工事を成功させたのだろうか?(13分26秒)
4.
人と自然の関係とは人々の命を救った中村医師の用水路を、100年に一度の大洪水が襲います。中村医師は、用水路が人々に恵みだけでなく、危険ももたらすことに気づきます。アフガニスタンで中村先生が学んだ大切なことを伝えます。(12分47秒)
5.
日本の若者たちへ旱魃で乾ききったアフガンの大地を、緑豊かな土地に変えた中村医師。その活動を支えようと日本から多くの若者たちがボランティアとして集まってきます。異国の土地で彼らが感じたことを伝えます。(12分33秒)