お経・御詠歌など仏教CD＆DVD | 京都 市原栄光堂

義太夫節浄瑠璃の名人、二代目・豊竹古靭太夫、後の豊竹山城少掾の貴重な音源を収録したＣＤ。
本作のポイントは『御所桜堀川夜討』の『弁慶上使の段』。同じ演目を、三代目・鶴澤清六の三味線と四代目・鶴澤清六の三味線で語っている。どちらがよいではなく、義太夫にとって三味線の役割が如何に重要か感じていただけると思う。浪曲で有名な『壺坂観音霊験記』も聴きごたえあり。
【ＣＤ３枚＋解説カード(著：田草川みずき)】の簡単な仕様で、表紙や背表紙などはありません。予めご了承ください。

豊竹古靭太夫・義太夫〜弁慶上使＆壺坂霊験記〜　収録内容

• 義太夫『御所桜堀川夜討』弁慶上使の段

  義経の正妻・卿の君は平時忠の娘であった。源頼朝は武蔵坊弁慶に、卿の君の首をとってくるように命じる。卿の君の元を訪れる弁慶だが、身重でもある卿の君を殺害するわけにもいかず、腰元の信夫に姫の身代わりに死んでくれるように頼む。しかし信夫の母・おわさは、一度もあったことがない父親に娘を逢わせる迄は殺させない、と抵抗する。そのとき弁慶は・・・。
  【義太夫】豊竹古靭太夫　【三味線】四代目・鶴澤清六　【収録】61分11秒 / 昭和８年初商品化

  
  
• 義太夫『御所桜堀川夜討』弁慶上使の段

  【義太夫】豊竹古靭太夫　【三味線】三代目・鶴澤清六　【収録】54分50秒 / 大正10年初商品化

  
  
• 義太夫『壺坂観音霊験記』沢市内から山の段

  「三つ違いの兄さんと♪」の下りや、浪曲の「妻は夫をいたわりつ、夫は妻に慕いつつ♪」の名文句で知られる『壺阪霊験記』。夜な夜な家を空ける妻・お里の不義を疑った盲目の沢市。真実を知り、妻と共に壺坂寺に願かけをするが、次第に自分といても妻は幸せになれないと絶望するようになり・・・。夫婦愛を描き、御仏の慈悲のありがたさを語る義太夫浄瑠璃の名作。
  【義太夫】豊竹古靭太夫　【三味線】四代目・鶴澤清六＆猿太郎　【収録】61分６秒 / 大正14年初商品化