お経・御詠歌など仏教CD＆DVD | 京都 市原栄光堂

古典落語というのはおもしろい。
お話はよく知ったものでも、演じる落語家さんによって、さまざまな演出や、ポイントがあって、全く異なるおもしろさを醸し出す。
林家たい平の古典落語は、その演出がとても特徴的なように思う。
今回収録されている『らくだ』と『長命』。

長屋の嫌われ者 らくだの葬式を巡るドタバタ劇を描く『らくだ』は、葬式を取り扱う上、中心人物のらくだの兄貴分半次があまりに無茶苦茶な男のため、暗い話になることもあるのだが、林家たい平落語ではお祭りのような明るい話になる。
『長命』は迎えた婿養子が次々となくなる伊勢屋の不幸をきっかけに、アダルティックな大人の笑いを楽しむ作品だが、これを愛情たっぷりのギャグ落語に昇華している。
古典落語の新境地を切り開く、林家たい平落語をぜひお楽しみください。

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