お経・御詠歌など仏教CD＆DVD | 京都 市原栄光堂

代表的な狂言の人気演目『千鳥』と『靱猿』を収録した狂言DVD。 多くの狂言師は子供の頃に、この『靫猿』の猿役でデビューすると云われている。
　『千鳥』の軽妙なやり取り、『靱猿』の少し哀愁がかった猿引の動きなど、人間の面白さ、可笑しさ、哀れさ、そういうものを全部ひっくるめて人間っておもろいなぁ、という寛大さ、そういう狂言のでっかさが楽しめる作品だ。
　狂言は、能と同じく猿楽から発展した古典芸能だが、猿楽のモノマネや道化的な部分を発展継承し、風刺や失敗談など滑稽さあふれたストーリーで、なんとなく、ほっこりさせてくれる。
　出演は茂山千作、茂山千五郎、茂山正邦、茂山千之丞。
　京都の茂山狂言会がお贈りする楽しい狂言、ぜひお楽しみください。

狂言　千鳥

ツケが貯まっている酒屋から、またツケで酒を買ってこいと言いつけられた太郎冠者。なんとか酒樽をせしめようと一計を案じる。浜辺で子供が千鳥を捕る様子を見て、酒樽を千鳥に見立てて話し始めるのだが・・・。

狂言　靱猿

とある猿引。狩りに向かう途中の大名にに、靱（矢の容器）の皮に使うから猿を貸せと強引に迫られる。必死に抵抗する猿引だが、射殺すと脅され、やむなく承知する。せめて自らの手で引導を渡そうと、猿を鞭で打ち殺そうとするが、猿は無心に芸をするばかりで・・・。