お経・御詠歌など仏教CD＆DVD | 京都 市原栄光堂

能と同様に猿楽から発展した日本の伝統芸能、狂言だが、能に比べると非常に庶民的で、親しみやすいと云われる。狂言は猿楽のモノマネや道化的な部分を発展させ、風刺や失敗談など滑稽さのある作品が多く、美しいというより楽しいという感じだからだろうか。
　京都の茂山狂言は、猿楽本流たる大和猿楽系狂言の流れを汲む大蔵流の一派で、お豆腐狂言と云われるように、一般の私たちにも楽しめる、親しみやすい狂言をめざされている。
　茂山狂言会がお贈りする楽しい狂言、ぜひお楽しみください。

狂言　枕物狂経

祖父：茂山千作、孫甲：茂山正邦、孫乙：茂山茂、乙御前：茂山千三郎
100歳にもなる祖父が恋に悩んでいるという噂を聞いた二人の孫は、本当なら叶えさせたいと相手の娘を突き止め、引き合わせるのだが・・・。狂言「三老曲」と称される秘曲の一。常は面を着けるシテを、敢えて直面で演じる、画期的な上演。 （2002年収録）

狂言　佐渡狐

佐渡：茂山千作、奏者：茂山千之丞、越後：茂山千三郎
佐渡の国のお百姓と越後の国のお百姓が、都に上る街道で出会い、なかよく同道することに。互いにお国自慢をするうちに、佐渡に狐はいるかいないかで激しい言い争いになり、領主の邸の奏者の判定を仰ぐのだが・・・。 （1999年収録）