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【文楽/人形浄瑠璃】花上野誉碑・志渡寺の段 / 生写朝顔話・各段(DVD)

後の剣豪・田宮坊太郎のため、忠節を貫く乳母お辻の話を描く『花上野誉碑・志渡寺の段』。竹本津大夫と六代・鶴澤寛治の、伝説と謳われた名演、吉田栄三操る乳母お辻の金毘羅宮への命を懸けた祈りが見どころです。
 また、愛し合う二人が紆余曲折の末、結ばれる文楽版『君の名は』、『生写朝顔話』。竹本越路大夫と二代・野澤喜左衛門の浄瑠璃と三味線に、桐竹紋十郎が操る「朝顔」という 戦後文楽を代表する配役が見所です。特に桐竹紋十郎が遣う朝顔はこの公演が最後の舞台となりました。
 昭和中期の人間国宝、名人たちの舞台をお楽しみください。全170分収録。
封入解説書つき / 日本語字幕つき(詞章のみ)

  • 【太夫と三味線】 豊竹小松大夫、鶴澤道八、吉田栄三、竹本越路大夫、二代・野澤喜左衛門
  • 【人形遣い】初代・吉田玉男、二代・桐竹勘十郎 ほか


花上野誉碑・志渡寺の段


 山田風太郎の『魔界転生』にも登場する剣豪・田宮坊太郎の若き日の物語。父を騙し討ちにされ、母を宿場女郎にされた坊太郎は、叔父・田宮内記の機転で志度寺に預けられ、命を救われた。 悪党たちに油断させるため、口がきけないふりをする坊太郎だが、そうとは知らぬ乳母のお辻は坊太郎の病平癒を願い、金毘羅宮に熱心に祈願を続けるが、坊太郎への思いが溢れ、遂には死を迎える。 この「花上野誉碑・志渡寺の段』の浄瑠璃と三味線は共に相当の力が必要な大曲である。


生写朝顔話・宇治川蛍狩の段


 「思はず見合はす顔と顔、互ひに見とれる目の中に、通ふ心をいは橋の、渡してほしき思ひなり」宇治川ほ蛍狩りの段は主人公・深雪と宮城阿曽次郎が初めて出会い、恋に落ちるシーン。 ある夜、芸州藩士の娘・深雪は乳母の浅香と共に舟で蛍狩りをしていると、「朝顔の歌」がしたためられた短冊が手元に舞ってくる。誰が書いたのだろうと岸辺に目をやると見目麗しき男性が・・・。 野暮な浪人たちの乱入を、阿曽次郎、八面六臂で追い払います。『江戸時代版・君の名』はの異名をとる『生写朝顔話』のはじまりです。


生写朝顔話・宿屋の段〜大井川の段


 紆余曲折の末、阿曽次郎と結ばれることなく、悲しみのあまり両目を失明した深雪。今は朝顔と名を変え、諸国を放浪する身の上。一方、今は駒沢次郎左衛門と名を変え、立派な侍となった 阿曽次郎。たまたま泊まった大井川畔の宿屋で、「朝顔の歌」を見つけます。聞けば盲目の流浪の女性がいるとのこと。もしや縁を誓い合った深雪ではないかと思い、呼び出だせばやはり!  すぐに後を追いますが、盲目の悲しさ、阿曽次郎に気づかぬ深雪はすでになく・・・。深雪もまたあとで、あれは探し求めた阿曽次郎、と気づきますが、すでに阿曽次郎は大井川を渡ったとのこと。 もう今生で逢うのは無理と絶望した深雪は大井川に身を投げようとするのですが・・・。


商品コード : IS81212N10150
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