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【文楽/人形浄瑠璃】夏狂言〜国言詢音頭・五人伐の段 / 伊勢音頭恋寝刃・古市油屋の段(DVD)
夏の文楽、すなわち国立文楽劇場で上演された夏狂言2作を収録。
現代では伝統古典芸能となり、古き演目ばかりが上演される文楽=人形浄瑠璃だが、かっては世間の事件やセンセーショナルな出来事をい、一早く、舞台に載せる時代最先端の娯楽であった。
『国言詢狂言』『伊勢音頭恋寝刃』は、共に大阪と伊勢での実際の凶行を設定をアレンジし、一部着色をして再現している。現代で云えばワイドショーの再現ドラマのようなものであった。
本作では名人・竹本住太夫の十八番演目を野澤勝平(後の野澤喜左衛門)、鶴澤清治の三味線との取り合わせでお楽しみいただきます。最高の文楽をどうぞ。全165分収録。
封入解説書つき / 日本語字幕つき(詞章のみ)
国言詢音頭・大川の段〜五人伐の段
江戸中期、大阪曽根崎新地での陰惨な連続殺人事件を人形浄瑠璃にアレンジ。薩摩藩士・初右衛門は、出入りの町人・仁三郎に紹介された湯女・菊野に心底入れあげる。しかし仁三郎と菊野はいい
仲で、影で田舎侍である初右衛門を嘲弄していた。たまたま見かけた遊山船で大声で初右衛門を嘲る二人を見、初右衛門は遂に大激怒。次々と岸野はじめ湯女たちを襲い始める。あまりに陰惨な舞台に
大正時代には上映が禁止されたと云われる。
- 【太夫と三味線】五代・豊竹呂太夫×野澤錦弥、竹本相生太夫×鶴澤清友、竹本文字太夫×野澤勝平
- 【人形遣い】初右衛門(初代・吉田玉男)、菊野(吉田簑助)、伊平太(吉田玉松)
伊勢音頭恋寝刃・古市油屋の段〜奥庭十人斬の段
妖刀・青江下坂の祟りか、はたまた男の絶望か。歌舞伎に名高き『伊勢音頭』を文楽にアレンジ。名刀・青江下坂とその鑑定書である折紙を探し求める貢は、刀を手に入れるものの、その過程で
嘲りと裏切りを受け、さらに手に入れた青江下坂が偽物と勘違いをし、怒りのため人を殺めてしまう。混乱した貢は、多くの客や芸妓が伊勢音頭を踊る油屋の奥座敷にもなだれ込み、
さらに人々に斬りつけるのだった・・・。
- 【太夫と三味線】竹本住太夫×鶴澤清治、五代・豊竹呂太夫×豊澤富助
- 【人形遣い】貢(初代・吉田玉男)、万野(吉田文雀)、お紺(二代・吉田文昇)
商品コード : IS81212N10145 |
価格 : 4,180円(税込) |
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