お経・御詠歌など仏教CD＆DVD | 京都 市原栄光堂

故・吉川英治が、『平家物語』の世界を再構築し、平氏、源氏、奥州藤原、天皇家の人々の栄枯盛衰を生き生きと描いた『新・平家物語』。世代を終えて読み継がれる名作を、市川雷蔵主演、溝口健二監督で映画化した作品。出生の秘密を抱える野心溢れる反逆児・平清盛の恋と闘争を、父・忠盛との葛藤を絡めて描く。他に久我美子、林成年、木暮実千代、中村玉緒等が出演。デジタル修復版としてＤＶＤ化されている。全107分収録。
【映像特典】特報２種・劇場予告編・フォトギャラリー

市川雷蔵の新平家物語　あらすじ

平安時代末期、京の町に野心溢れる青年・平清盛（市川雷蔵）がいた。伊勢平氏の頭領・平忠盛（大矢市次郎）の嫡男だ。桓武天皇の流れをくみ、西海の海賊討伐や比叡山延暦寺との紛争解決に対抗があった忠盛だが、貴族社会では忌避すべき存在だった。卑しい身分、土臭い田舎者と蔑まれていたのだ。清盛はそんな父の姿と貴族社会のありように鬱屈した思いを抱えていたのだ。
　そんな或る日、清盛は自分の本当の親が白河上皇である、という噂を耳にする。清盛の母であり、現在は忠盛の妻である泰子（木暮実千代）は元々は白河上皇の寵愛を受ける白拍子だった。噂を耳にしても変わらない忠盛に複雑な思いを抱く清盛。しかし、そんな二人の心の隙を狙うかのように、平氏の台頭を快く思わない公卿や山門僧侶たちの影が忍び寄っていた……。