お経・御詠歌など仏教CD＆DVD | 京都 市原栄光堂

横溝正史文学の最高峰と評価される『八つ墓村』の1977年映画化作品。
人間の情念や差別、現代への投影を描く巨匠・野村芳太郎がメガホンをとり、横溝正史もその出来上がりに喜んだ、と云われている。渥美清演じる金田一耕助ではなく、事件の当事者である多治見辰弥（萩原健一）が主人公となり、物語を内側から描くことで、事件の真相を解きほぐしている。昭和だから撮れた名画といえるだろう。

八つ墓村・野村芳太郎監督版

新聞の尋ね人記事で法律事務所を訪れた辰弥は、丑松という老人に引き合わされる。祖父だと名乗った丑松は辰弥を故郷へ連れ戻そうとするが、その場で悶死してしまう。
　葬儀のため、辰弥が足を運んだ『八つ墓村』は、昔、村祭の夜に八人の落武者が謀殺されたという伝説が残る村だった。葬儀の後、村随一の富豪・多治見家の跡取りに指名される辰弥だったが、それをきっかけにしたかのように奇怪な連続殺人事件が起こっていくのだった・・・。