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北の国から・スペシャルA〜'83冬,'84夏,'87初恋,'89帰郷〜:田中邦衛,吉岡秀隆,中嶋朋子(ブル−レイ全4巻/分売可能)

人気ドラマ『北の国から』の続編はスペシャルという形で、歳月を重ねて制作された。本編では子供だった純(吉岡秀隆)と蛍(中嶋朋子)の成長を、期間ごとに描いていく、長期スパンの企画だった。子役だった吉岡秀隆、中嶋朋子も実際に年を経ていくわけで、田中邦衛や竹下景子、岩城滉一らも同様に年を重ねていく。俳優たち自身の歳月も物語に染みこんでいくような『北の国から』となった。
 富良野で、東京で、悩みつつも一歩一歩成長していく純と蛍。周囲の状況もめまぐるしく変わり、二人の周囲の人たちの運命も翻弄されていく。そんな中、頑なに自分の生き方を変えない五郎。変わるべきものと、変えてはいけないものの狭間で悩みながら、それでも人は笑いと思いやりの中で命を紡いでいく。倉本聰の映像叙事詩『北の国から』スペシャルシリーズ前半をご紹介。

各巻 6,600円(税別)
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北の国から '83冬


 東京に出稼ぎに行っていた五郎(田中邦衛)たちが正月を前に帰ってきて、大喜びの純と蛍。ところが、麓郷では大晦日の夜から事件が立て続けに勃発する。まず、純の友人・正吉の家出。更に、30年間音沙汰不明だった沢田松吉(笠智衆)が突如姿を見せる。妻子を捨て駆け落ちし行方不明になぅていた沢田は、東京で大成功を遂げたというのだが・・・。なにより大きいのが五郎の借金問題。正吉の母・みどりの借金700万円を払え、と五郎の元に借金取りがやってくる。五郎がみどりの連帯保証人になっていたというのだが・・・。



北の国から '84夏


五郎家族とも親しい中畑のおじさん(地井武男)の妹、ゆり子が息子の努を連れて帰省した。努がパソコンを自由自在に操る姿を見て、純は東京を離れて4年で凄く後れを取った気がしていた。さらに努が「おまえの親父にはがっかりしたよ」と嫌みったらしく言ったことがショックだった。今年の春、丸太小屋が消失して以来、確かに五郎は元気がなかった。そして丸太小屋の出火の原因・・・純と正吉の不注意が原因だった。正吉が素直に責任を認めたが、純はそのことを言い出せずにいた。純の心にずっとわだかまりが残っていた・・・そして。



北の国から '87初恋


 ペンチでなんでも分解するためペンチの仇名をつけられた中学三年生の純。五郎の誕生祝いに風力発電を作ろうと、捨て置かれた風力発電風車を見に行き、同学年の美しい娘、大里れい(横山めぐみ)に一目惚れする。共に尾崎豊のファンだった二人はたちまち意気投合、付き合うようになる。れいが中学卒業後は東京の高校に通うと聞き、自分もその気になる純だったが、五郎になかなか言い出せず、東京の伯母・雪子(竹下景子)に手紙で協力を求めるのだが・・・。最後の古尾谷雅人演じるトラック運転手の一言が胸に染みる1作。



北の国から '89帰郷


 純は東京で働きながら定時制高校に通い、蛍は旭川に看護師になるための勉強に通う。五郎は朝早く蛍を送り出すと、昼は将来の家づくりのための準備を進め、夜は蛍を迎え、スナックで一杯ひっかける。なにげない幸せな毎日はすでに揺らぎ始めていた。東京の純は職を転々とし、バイク仲間に加わり髪を染めていた。伯母の雪子たちは心配するが、次第に危険な相手と関わるようになり、傷害事件まで起こしてしまう。一方、蛍は毎朝、通学電車の中で出会う予備校生の勇次(緒形直人)と仄かな慕情を通わせるようになり・・・。


商品コード : IS81212N10938
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