お経・御詠歌など仏教CD＆DVD | 京都 市原栄光堂

戦後の激動と、呪われた血の軌跡。愛憎渦巻く思いが生み出す連続殺人事件の数々。
横溝正史の探偵小説『金田一耕助』シリーズ全編には、禍々しくも、しかし逃れられない人間の性が影を落とす。古谷一行演じる金田一耕助が立ち向かう危険で隠微なる謎の行きつく先には、戦慄の事実とはかなく悲しい人の情が隠されている。
　横溝正史と金田一耕助の名を知らしめた伝説の名シリーズ『古谷一行の金田一耕助』シリーズをお楽しみください。

八つ墓村 古谷一行テレビ版　概略

　幾度も映画化された横溝正史推理小説の傑作『八つ墓村』。映画版の「たたりじゃあ・・・」は今でいう流行語となった。
　大正時代、八つ墓村で起こった村人32人の連続殺人事件。事件の発端は、残虐粗暴を極めた犯人・田治見要蔵（中村敦夫）が井川鶴子（神崎愛）を無理矢理、囲い者にしたことに始まる。鶴子が恋人・亀井陽一と逢引していることを知った要蔵は、鶴子とその子・辰哉に暴虐の限りを尽くすが、鶴子が逃げたことで逆上。村人たちを惨殺したのだ。
　20年後、鶴子の子・寺田辰哉（荻島真一）は復員したものの、天涯孤独の身となっていた。鶴子は実家で新しい家族を得、辰哉はなんとか寺田辰哉として無事成人していた。ラジオで岡山に自分の行方を捜す身寄りの人々がいることを知った辰哉は、あまりよい想い出はないものの、実の父との再会のため、誘われるままに田治見家を訪ねることになるのだが、そこには過去の出来事を彷彿させる連続殺人事件が待ち構えていた…。（全５回）