お経・御詠歌など仏教CD＆DVD | 京都 市原栄光堂

山崎豊子・社会は小説の金字塔『白い巨塔（正編）』を、田宮二郎主演で映画化（1966年）。大ヒットし、後に同作が次々とテレビドラマ化されるきっかけとなった。
財前五郎に田宮二郎、里見脩二に田村高廣、愛人の花森ケイ子に小川真由美、東貞蔵に東野英治郎、その他小沢栄太郎、藤村志保、石山健二郎、鈴木瑞穂らが出演。監督は山本薩夫。 オープニングをはじめ、映画本編内でも、実際の開腹手術や実物の食道を扱うシーンが使用され、話題となった。
制作当時、小説は続編を執筆中だったため、本作は佐々木庸平の医療ミス裁判第一審の結審と里見脩二の浪速大学助教授辞職で終わっている。
モノクロ/シネマスコープ　全150分収録。

白い巨塔/田宮二郎版/映画版　あらすじ

国立浪速大・次期第一外科教授就任をめざす助教授・財前五郎は、義父・財前又一や次期学長就任をめざす第一内科部長・鵜飼良一の協力を得、着々と地歩を固めていく。
財前の恩師でありながら、弟子の人格に不信を抱く現教授・東貞蔵は金沢大学の菊川教授（沢村一樹）を推薦し、教授選に持ち込む。さまざまな思惑が交差し、札束が乱れ飛ぶ教授選の中、船場の繊維問屋・佐々木庸平が手術後の異常で死亡する。 からくも教授選に勝利した財前五郎だったが、病院側の不誠実な態度や説明もあり、夫の死に不審を感じた佐々木の妻よし江は、医療ミスとして民事裁判に提訴。財前は新教授就任早々に、裁判の被告となってしまう。 一方、財前の大学時代からの友人である内科医・里見は、手術前の検査結果から財前の誤診ではないかと推測。医者といての矜持に順じ、真実を法廷で話そうとするのだが・・・。