お経・御詠歌など仏教CD＆DVD | 京都 市原栄光堂

日本医学界の課題を抉り出す山崎豊子の社会派小説『白い巨塔』。財前五郎役に唐沢寿明、里見脩二役に江口洋介を配した2003年版をDVD化。
全21回/1000分以上というたっぷりの尺と、練り上げられた脚本。ヘイリーの『アメイジング・グレイス』。魅力的な脇役陣・・・ 現実と理想の狭間で生きる人々を描いたテレビドラマの頂点とも云える作品。ストーリーは原作にほぼ忠実だが、用いられる医療情報は撮影当時のものに置き換えられている。
　圧巻は、最後の最後に里見に届けられる遺書。理想の医者像を体現したかのような里見が、最後の最後まで財前五郎の友であり続けた理由＝財前五郎という人間を確信することになる。

『白い巨塔 第二部（2003年版）』では原作の続編、医療ミス裁判第一審ならびに控訴審、財前五郎の死までが描かれる。全572分収録。

白い巨塔 第二部（2003）　あらすじ

国立浪速大学第一外科教授に就任した財前五郎（唐沢寿明）だったが、手術後１カ月で死亡した佐々木庸平の妻よし江（かたせ梨乃）から医療ミスで訴えられる。国平弁護士（及川光博）の指示の元、関係者の口裏合わせや医療記録改竄をすすめる鵜飼（伊武雅刀）と財前。結局、第一審は原告敗訴で結審する。
しかし夫の死に不審を抱くよし江は控訴を決意。新築の店舗兼家屋や家財一式を売り払い訴訟費用を捻出する。再度、弁護を依頼された関口（上川隆也）はよし江や東の娘・佐枝子（矢田亜希子）と、新たな証拠や証人探しに奔走する。それでも次第に病院側有利に傾く控訴審。 窮地に陥った関口らは対質尋問という手法で病院側の?を明らかにしようとするのだが・・・。
そして裁判が熾烈を極める中、財前は自らの身体の不調に気づきつつあった・・・。