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長渕剛『とんぼ』〜英二の物語〜(DVD4枚組 or ブルーレイ4枚組)
迫真の演技と壮絶なラストシーンで、俳優・長渕剛の転機となった『とんぼ』。
過激なバイオレンス・シーンもふんだんに盛り込んだドラマだけに、脚本の黒土三男と原案・主演の長渕剛は局への出入り禁止も覚悟で撮影に臨んだという。
『とんぼ』の劇伴曲をすべて長渕自身が制作。長渕剛は全身全霊で本作に取り組んでいたと云われている。
世の中往々にある不条理。胸をかき毟るような不快感。穏やかに生きようとするあまり、怒りも、嘆きも、賞賛さえ、仕舞い込んで生きがちな我々だ。ともすれば、
人が褒めれば自分も褒める、などと愚かな忖度をしてしまう。人間は弱い。私たちは弱い。英二も弱い。でも小川英二は知っている。損だと思っても通すべき筋道があることを。
大切な思いに自ら蓋をしてしまったら、もうそれは自分じゃなくなることを。
30年以上の歳月を経て、今よみがえる伝説のドラマ『とんぼ』。ぜひご覧ください。
- 全8話 / 388分収録
- バリアフリー日本語字幕機能つき
長渕剛『とんぼ』 あらすじ
2年の刑期を終え出所した暴力団八田組元若頭・小川英二(長渕剛)。しかし出迎えは舎弟の水戸常吉(哀川翔)だけだった。英二の服役中、内縁の妻・夏実は別の男と結婚していた。堅気の男だ。
最愛の妹・あずさ(仙道敦子)は大学を中退し、カフェで働いていた。ヤクザの兄に反発したのだ。あずさが働くカフェのママ・宮沢波子(秋吉久美子)はヤクザで頑固な英二を疎ましく思うが、
彼の不器用な優しさや偏ってはいるが確かにある正義感に触れるうちに、次第に惹かれていく自分に気づく。それは英二も同じだった・・・。
一方、英二を迎えた八田組では組長・八田昇(中野誠也)が英二殺害を企んでいた。刑務所で八田組のさまざまな裏事情を知った英二は、八田にとってただの邪魔者でしかなかった。英二殺害を命じられたのは、
よりにもよって英二の親友・鉄(石倉三郎)さった。友情と義理の狭間で苦しむ鉄。奈美子のカフェにも八田組の嫌がらせがはじまる中、あずさのために堅気になることを決意した舎弟の常吉までもが・・・。
病室で変わり果てた常吉を見守る英二に、親代わりの板前・松次郎が忠告する。
「かたき討ちはやめろ」・・・そして英二は・・・。
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