お経・御詠歌など仏教CD＆DVD | 京都 市原栄光堂

東野英次郎、西村晃らのテレビ時代劇が有名な『水戸黄門』だが、講談で人気だった『水戸黄門漫遊記』を映像化したものだが、この月形龍之介版『水戸黄門』あたりから時代劇の定番ものとして定着したようだ。月形龍之介の映画生活38年を記念して制作された時代劇映画『水戸黄門』はオールスターで製作され、月形龍之介に加え、東千代之介、大川橋蔵、花柳小菊、伏見扇太郎、尾上鯉之助、入江たか子、横山エンタツ、進藤英太郎、大河内傳次郎、市川右太衛門、中村錦之助（後の萬屋錦之介）、大友柳太朗、片岡千恵蔵らも出演している。
当時の時代劇スター勢揃いの『水戸黄門』、さらに『水戸黄門・天下の副将軍』をぜひお楽しみください。

月形龍之介 『水戸黄門・映画版』

　時の将軍・徳川綱吉（片岡千恵蔵）に悪法『生類憐みの令』を取り止めさせた副将軍・水戸光圀（月形龍之介）は、助さん（東千代之介）、格さん（大川橋蔵）と共に江戸入りをするが、そこで図らずも高田藩筆頭家老・小栗美作がお家乗っ取り計画を知る。次席家老・荻田主馬（大河内傳次郎）と、荻田の腹心・関根弥次郎（市川右太衛門）は事の真相を幕府評定所に訴願しようとするが、小栗と気脈を通じる老中・柳沢吉保（進藤英太郎）らに邪魔をされ、訴願を握り潰された上、荻田は遠島、関根もまた刺客に襲われる。深手を負った関根だったが、巾着切りの宇之吉（中村錦之助）に危ないところを救われ、宇之吉たちの気転と義侠で水戸黄門一行に再会する。
　風雲急を告げる高田藩。果たして水戸黄門と仲間たちは高田藩を守ることができるのだろうか！？　（全98分／1957年公開）

月形龍之介 『水戸黄門・天下の副将軍』

　江戸神田の丹前風呂にお忍びで出かけた水戸黄門（月形龍之介）は、高松藩藩主である実子・松平頼常（中村錦之助）が狂気に陥ったという噂を聞く。頼常の身を案じる黄門さまは助さん（東千代之介）、格さん（里見浩太朗）と共に急ぎ、東海道を下った。途中、黄門一行の高松到着を阻止しようとする一団が黄門一行を襲ったことで、高松藩に重大なお家騒動が起こっていることに気づいた黄門さま。果たして高松ではお家横領を企む城代家老・佐伯将監（山形勲）一味が暗躍していた。頼常は佐伯一派の悪事を暴くため、あえて狂人を装っていたのだ。黄門一行は、頼常が心を許す腰元・鞘江（美空ひばり）の父・中川与惣右衛門（進藤英太郎）や幕府隠密と協力し、佐伯一派の企みを粉砕しようとするのだが・・・。