お経・御詠歌など仏教CD＆DVD | 京都 市原栄光堂

TV東京製作の8時間を越す長編時代劇。
古典である「仮名手本忠臣蔵」のエッセンスを大胆に取り入れ、
鬼平犯科帳などで、深みのある懐の深い人物を演じる
中村吉右衛門が大石内蔵助を演じるなど、豪華な配役で話題となった。

個人的には、数ある忠臣蔵作品中、指折りにお薦めの一品。
とにかく吉右衛門の大石がいい。吉原で遊興に耽る内蔵助を息子 主税が
詰問する場面、寝たふりをする大石の表情は男の矜持を感じさせる名場面だ。
さまざまな思惑、環境、苦難　……　
指導者としての役割と、人間としての思いが内蔵助の心を揺さぶり、
それでも非情の決断をせざるおえない……そんなとき、あなたならどうするのか？

「早野勘平とお軽の悲劇」や、内蔵頭を制止した「脇坂家家老 加古川本蔵の顛末」など、
これまでの作品には語られなかった話のほか、天野屋利兵衛、畳屋文吉の活躍、
高田軍兵衛の脱党、赤垣源蔵の徳利の別れなど主要な銘銘伝もすべて印象強く盛り込まれている。
無駄のない、よく練りこまれた古田求氏の脚本も魅力の一つだ。

大石の妻りくに黒木瞳、浅野内蔵頭に上川隆也、阿久里に牧瀬里穂、吉良上野介に橋爪功。
その他、萩原流行、池上季美子、船越栄一郎、石橋蓮司、藤山直美、梶芽衣子、石丸謙二郎、
梨本謙二郎、田辺誠一、榎本孝明、蟹江敬三、伊原剛志、岸部一徳、松浦亜弥などが出演。

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