お経・御詠歌など仏教CD＆DVD | 京都 市原栄光堂

木村拓哉の主演で大ヒットしたアイスホッケー・ドラマ『プライド』。
　木村拓哉演じる里中ハルが、恋人やチームメイトとの葛藤を通じて、選手としても、一人の人間としても成長していく王道ストーリーだが、とにかくキャストが魅力的。ヒロイン・村瀬亜樹には竹内結子。コーチ・兵頭に佐藤浩市。市川染五郎、坂口憲二、石田ゆり子、佐藤隆太、MEGUMI、中越典子、谷原章介と存在感あふれる配役だ。野島伸司作品特有の陰あるストーリーは随所にあるのだが、スピード感あふれる迫真のプレイ・シーンと、主題歌『Born to Love You』はじめ、劇伴のクイーン楽曲が理屈なく、気持ちを盛り上げてくる。もちろん野島伸司だからこそのメッセージ性も健在だ。
　最終話直前、亜紀は突如戻ってきた婚約者とハルの間で悩んだ挙句、友人の知佳にどんな人を好きになるかを尋ねる。「はじめはみんな長所を見せようとする」と言う友人に、亜紀はこんな言葉をつぶやく。
「でも、むき出しに自分の欠点をさらけ出す人もいるわ。みんながいいっていうとこなんかどうでもよくて、そっちをわかってって。
　それでね、もし逆に、その欠点がいいな、と思えたら。かわいいな、愛おしいな、と思いあえたらすごく安心だよね」
野島はこの会話を、「でも、それって恋じゃないよね。亜紀が言ってるのはもう恋じゃない」という知佳の言葉で締めくくっている・・・けっこう素敵なドラマです。

プライド　あらすじ

　亜紀（竹内結子）は２年前、仕事のためにアメリカに渡った婚約者をずっと待っていた。友人の知佳（MEGUMI）と百合（中越典子）はそんな亜紀を元気づけようと、 自社のホッケーチーム『ブルースコーピオンズ』の応援に誘う。試合後の打ち上げパーティーで参加した亜紀は、そこでチームのキャプテン・里中ハル（木村拓哉）と知り合う。ハルは亜紀に、 婚約者が帰ってくるまで疑似恋人になろうと提案する。ハルは子供の頃、母親に捨てられた経験から女性と本気で付き合えない男だった。いったんは断った亜紀だったが、その後、さまざまな出来事を通じ、ハルをだれよりも愛おしく感じ始めている自分に気づく。 ハルもまた亜紀の存在が自分に力を与えてくれる、けっして離したくない女性と感じ始める。
　しかしそんな折も折、アメリカに渡っていた婚約者・夏川（谷原章介）が、亜紀を迎えに帰ってくる。ハルと夏川、二人の間で選択を迫られる亜紀だったが・・・。
愛と青春の絆 ／ 孤独に負けない強さ ／ 美しきリーダーの形 ／ 男の友情と女の意地 ／ 心の傷 ／ 母へ ／ 波乱 ／ 悲劇 ／ 号泣 ／ 希望 ／ 愛という名の誇り