池波正太郎の人気時代劇小説『鬼平犯科帳』。
その『鬼平犯科帳』の原点とも言われる『にっぽん怪盗伝』と、
『鬼平犯科帳』を再編集し、映像化したテレビ時代劇が、この『鬼平外伝』シリーズです。
『鬼平犯科帳』の一方の主人公である盗賊たちに焦点をあて、
一人の人間の中に潜む“善”と“悪”、避けることのない運命の流転を描きます。
主演は橋爪功、國村隼、共演は若村麻由美、益岡徹、山田純太。
池波正太郎ファン、鬼平犯科帳ファンが制作した平成の時代劇をお楽しみください。
全78分収録
仲間の裏切りで命を狙われた盗賊、黒塚の駒吉と水鶏の松蔵は
「これからは道で会っても、赤の他人だ」と言葉を交わし、別々に逃げ去る。
数年後、小間物問屋 井筒屋の徳兵衛(橋爪功)と名を変え、
平穏な日々を送る駒吉だったが、ある日、偶然、松蔵(圀村隼)と再会する。
久方の再会に酒を酌み交わす二人だったが、ふいに松蔵が、
「井筒屋の主人、徳兵衛を知っているか?」と当の徳兵衛である駒吉に尋ねた。
松蔵は、徳兵衛の殺害を依頼されたというのだ。
松蔵に殺しの依頼をしたのは誰なのか・・・望まぬ再会が二人の老盗の人生を流転させていく。