お経・御詠歌など仏教CD＆DVD | 京都 市原栄光堂

佐久間良子、西田敏行で大ヒットした大河ドラマ『おんな太閤記』（脚本：橋田寿賀子）を、仲間由紀恵、市川亀治郎でリメイクした時代劇ドラマ。もともと橋田寿賀子は代表作『渡る世間は鬼ばかり』に象徴される ホームドラマを得意としている。『おんな太閤記』の大ヒットの裏には、豊臣秀吉の偉業をその小物時代からずっと影で支え続けた後の北政所＝寧々に焦点を合わせたところにあった。家計のやりくりから、子供のしつけ、姑や小姑とのやりとりなど、 時代劇では本来描かれない部分も詳しく描き、なにより夫の操縦術ということで世の主婦たちの支持を得たと云える。ちなみに秀吉、寧々には子供はいない。しかし養女の豪姫や、後に子飼いの家臣となる虎之介（加藤清正）や市松（福島正則）、 佐吉（石田三成）、人質として預かった後の黒田長政、宇喜多秀家など、寧々を「おふくろさま」と慕った武将は数多くいたと云われる。本作の２年前、仲間由紀恵は大河ドラマ『功名が辻』で山之内一豊の妻を好演しており、その縁もあっての起用だったと考えられる。
　豊臣秀吉の破竹の出世は、日本史における奇跡とされるが、早すぎる出世は周囲の妬みややっかみ、家族の不協和音を起こしがちだ。家族と家臣団が密接にかかわる中世日本では、それが立身出世を足を引っ張ったり、家の滅亡にを引き起こすこともしばしばであった。 現代でもそうかもしれないが、家族がよくまとまり、外で働く人々を支えていくという構図は本当に大切だと思う。数字では表されない、奥さんの努力と貢献を感じざるを得ない作品だ。全450分収録。

　仲間由紀恵、市川亀治郎のほか、村上弘明（織田信長）、原田泰造（前田利家）、福士誠治（羽柴秀長）、西村和彦（明智光秀）、田畑智子（旭姫）、星野真里（やや＝寧々の妹）、吹石一恵（淀の方）、十朱幸代（大政所）、高橋英樹（徳川家康）などが出演。

【時代劇】寧々・おんな太閤記　収録内容

• 第一部　おかかの務め〜桶狭間から本能寺へ
• 第二部　天下人の妻
• 第三部　平和への祈り〜決戦関ヶ原