お経・御詠歌など仏教CD＆DVD | 京都 市原栄光堂

隻眼隻手の剣客・丹下左膳。もともと新聞の連載小説『大岡政談・鈴川源十郎の巻』の一登場人物に過ぎなかったが、右眼、右腕がないながらも無類の剣の達人という設定と、新聞の挿絵の秀逸さなどが発端になり、時代劇きっての人気キャラクターに成長した。
　右腕、右眼を失ってさえ、主家に尽くした男がその主家にいとも簡単に裏切られ、見捨てられた。孤独と悲哀、絶望が、異形の剣士を生み出した。誰に埋められぬ心の傷と誰をも寄せ付けぬ必殺の剣を併せ持つ丹下左膳の活躍をお楽しみください。
　監督・監修は日本映画界の巨匠・市川崑。主演は高橋幸治。その他、浜畑賢吉、田村高廣、三田和代、尾藤イサオ、柴俊夫らが出演。
全15話・693分収録。★書下ろしフルカラー解説書（12ページ）付

丹下左膳・高橋幸治版 / 市川崑監督　収録内容

• 丹下左膳 乾坤篇

  刀剣蒐集癖のある主君・相馬大膳亮の命を受け、江戸に潜入した丹下左膳。離れると互いを呼びあい、必ず血の雨を降らせる、夜泣きの刀の異名を持つ大小一対の名刀、乾雲丸・坤竜丸を狙っていた。刀の持ち主・小野塚鉄斎は試合を催し、勝者に二刀と娘・弥生を与えると宣言する。弥生と恋仲の美剣士・諏訪栄三郎や旗本・鈴川源十郎、さらには相馬藩の月輪一門も現れ、入り乱れての争奪戦が勃発するのだが・・・。
  乾雲坤竜は夜に哭く ／ 落日は陰に流れる ／ 秋光しぐれを斬る ／ 火の恋は風に舞う ／ むら雲は月に乱れる ／ 落葉は泪に濡れる ／ 灰色の剣は砕けた ／ 隻眼隻手よ何処へゆく

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• 丹下左膳 こけ猿の壺篇

  埋蔵金・百万両の在処を記したこけ猿の壺。日光東照宮修理を命じられた柳生藩はこの壺を運ぶ途中、謎の一団に襲われる。一団を率いる怪異な侍・蒲生泰軒を裏で操る愚楽老人こそは、八代将軍・徳川吉宗の側近であった。お藤・与吉の盗賊が争奪戦に加わったことで、混乱が一層ひどくなる中、隻眼隻手の剣士が一団を斬り伏せ、こけ猿の壺を奪取する。この男こそ丹下左膳であった・・・柳生源三郎は左膳の行方を追うのだが・・・。
  こけ猿の壺 ／ 妻恋坂 ／ 尺取り横丁 ／ あま酒進上 ／ 提灯と粉雪 ／ 凧々あがれ ／ 白い雲の果て

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