お経・御詠歌など仏教CD＆DVD | 京都 市原栄光堂

テレビ時代劇で有名な『遠山の金さん』。もともと、この片岡千恵蔵主演の『いれずみ判官』シリーズで人気が出た。本作では、遠山の金さんこと、若き日の遠山金四郎が、父の失脚がきっかけで加賀百万石の陰謀に巻き込まれ、悪戦苦闘の末、これを解決する。1960年作品であり、音声も若干聞き取りにくい部分もあるが、片岡千恵蔵はじめ出演者の熱演と、時代劇全盛時代らしい、行き届いた風情と所作は見事。これぞ時代劇、という重厚感ある作品。共演に丘さとみ、木暮実千代ら。全94分収録。

片岡千恵蔵の遠山の金さん：『ご存知いれずみ判官』　あらすじ

　遠山の金さんこと遠山金四郎の父・景晋が抜け荷（密貿易）に加担した嫌疑を受け、長崎奉行を解任される。真相究明に乗り出した金さんは、事件の背後に潜む加賀百万石の存在に気づく。内情を探るため加賀鳶太吉に近づいた金さんは、加賀鳶に頭領・十兵衛が加賀藩主の愛妾・お美代の方の育ての親であり、お美代の実の父は幕閣の権力者・雪翁だと知る。動かぬ証拠を掴むため、加賀に乗り込む金さん。彼が見たのは、加賀藩ご用達の立て札を立て、次々とご禁制の品を運び込む商人・渡海屋と、雪翁の命を受け奥方暗殺を企む加賀藩筆頭家老・大月左衛門の姿であった。抜け荷騒ぎで藩主を失脚させ、お美代の方の子・鶴千代が家督継承することで、加賀藩を乗っ取る・・・雪翁らの企みが今、暴かれる！