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【黒澤明・監督映画】夢 - こんな夢を見た（ＤＶＤ）
「 こんな夢を見た 」
夏目漱石の名著『夢十夜』と同じメッセージから始まる黒澤明監督の『日照り雨』『桃畑』『雪あらし』『トンネル』『鴉』『赤富士』『鬼哭』『水車のある村』の８話オムニバス形式の映画。数ある黒澤明監督作品の中でも、映像美にこだわった幻想的な作品で、この『夢』をもって黒澤明の映画が一つの大団円を迎えたと評する映画ファンも多い。８つの物語は一見、何の関わりもないように思われるかもしれない。しかし、何度か見ていると物語一つ一つに込められた人生や社会へのメッセージ、そして『夢』全体に込められた黒澤明の人生観・メッセージを感じることができる。“理解”ではなく“感じて”ほしい映画なのだ。配給権を海外の映画会社が保有しているため、日本での上映が難しい作品だが、美しさにおいて史上最高の映画と評される名画である。
黒澤明監督映画 『 夢 』 収録内容
- 日照り雨
突然の日照り雨にあった私、母から「外へ出ていってはいけない。こんな日には狐の嫁入りがある。見たりすると怖いことになる」と言われるが・・・。
- 桃畑
広間で姉の雛祭りが行われている。私は遊びに来た姉の友人にお団子を運ぶが、５人来たはずなのに４人しかいない。私のの勘違いだと笑われるのだが・・・。
- 雪あらし
吹雪の雪山で遭難しかけた大学生の私。３人の山仲間と３日間歩き続けるが、ついに疲労困憊して崩れ込むと、美しい雪女が現れ、私に声をかけたのだった。
- トンネル
敗戦後、復員した陸軍将校が部下達の遺族を訪ね、人気のない山道を歩いてトンネルに差し掛かる。すると、中から奇妙な犬が走り出て、吠えかけてきた。
- 鴉
ゴッホの『アルルの跳ね橋』を見る中年の私。私は、いつしか絵の中に入り、ゴッホを探しはじめる。そして『カラスのいる麦畑』に苦悩するゴッホを発見する。
- 赤冨士
原子力発電所が爆発した。新技術で赤く見えるようになった放射性物質が舞い散る中、紅色の富士山が大噴火を起こす。私は赤い霧を必死に払いのけ続ける・・・。
- 鬼哭
放射能汚染で荒野と化した世界。私の後ろを歩く一本角の鬼。彼もかつては人間で農業を営んでいた。『オニニ、ナリタイノカ？』と問われ、ただ逃げ出す私だった。
- 水車のある村
私が旅先で辿り着いたのは、近代技術を拒み自然を大切にした村だった。今日は葬儀があるという。祝祭として執り行われる葬儀を私は見守るのだった。
| 商品コード : IS81212N08599 |
| 価格 : 1,572円（税込） |
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