お経・御詠歌など仏教CD＆DVD | 京都 市原栄光堂

富田常雄原作の『姿三四郎』を、巨匠・黒澤明が映画化した作品のDVD化。柔術から柔道への移行期、会津から上京してきたひとりの青年が柔道を通じて、人間として成長していく姿を描いた。小津安二郎が「100点満点で120点」と語った名画である。

　明治15年、会津から上京した青年、姿三四郎(藤田進)は、当初入門を予定していた門馬三郎（小杉義男）率いる神明活殺流一門が、修道館柔道の矢野正五郎（大河内傳次郎）一人に叩きのめされるのを見、修道館柔道に入門する。数年後、修道館を代表する柔道家に育ったものの、町に出れば小競り合いを繰り返し喧嘩を始めてしまう三四郎に、師匠の矢野は「人間の道というものを分かっていない」と一喝。意地を張る三四郎だったが、次第に、柔道家として、人間としての本当の強さとは何かを悟っていく。そんな、ある日、異様な殺気を帯びた男が道場を訪ねてくる。三四郎の兄弟子を一瞬に倒した男は、良移心当流柔術・檜垣源之助と名乗る。
門馬三郎との決着、良移心当流師範・村井半助（志村喬）の娘・小夜（轟夕起子）への仄かな恋心、村井半助との対決、そして宿敵・檜垣源之助（月形龍之介）との京が原での決闘・・・柔道家・姿三四郎の道が続いていく。