ハナ肇、植木等、谷啓らクレイジーキャッツがお届けする映画シリーズ第三弾!『クレイジー作戦』シリーズ。
クレイジーキャッツの映画は基本的に植木等が中心で、ハナ肇や谷啓といった後に名優と評されるようになるクレイジーキャッツの面々も出演したり、しなかったりなのだが、『クレイジー作戦』シリーズになるとずいぶん出席率が増えてくる。良い意味の定番化、
肩の力が抜けた作りになってきて、気楽に楽しめる作品が多い。一方で当時の出来事や事件が影響しているのかな、というシーンもあり、昭和という日本にとってジェットコースターのようだった時代を味わえる映画にもなっている。
クレイジーキャッツの名を不動のものとした『クレイジー作戦』シリーズをお楽しみください。
各巻 4,418円(税別)
下段の選択欄からお好きな作品をお選びください。
クレイジー作戦 先手必勝
上田等は、国定忠治のひ孫の花木、童顔で泣き落しが絶品の谷村、法律通の女形・石山、示談屋くずれの犬養と佐倉、チンピラ安井の七人で喧嘩仲裁とりまとめ屋を立ち上げる。最初は、犬の喧嘩や夫婦げんかの仲裁が精いっぱいだったが、団地マダムと商店街の諍いを解決してから雲行きが好転。喧嘩仲裁の大口案件の申し込みが引きもきらぬ。ところがある日、警官隊がなだれ込み、詐欺ならびに誇大宣伝容疑で逮捕。ブタ箱にも放り込まれる。娑婆に出て来るや、ロシア語の依頼状が舞い込んできて・・・そして!
クレイジー作戦 くたばれ!無責任
石黒専務の発案で、新しい清涼飲料水、ハッスル・コーラを発売することになった鶴亀製菓。試しに社内で一番無気力な社員・田中太郎で実験すると効果敵面。ショボクレタ表情の太郎が飲めば飲むほどパワーアップ! ところが、このハッスル・コーラ。ある種の興奮剤が入っているため販売不許可に。納得できない太郎は、新会社『ハッスル・コーラー販売株式会社』設立を心から応援する。ハッスルコーラー株式会社には曲者社員7名が顔をそろえ、ハッスルコーラーを売り続けようと、あの手この手を尽くすのだが・・・。
香港クレイジー作戦
立ち退きに強硬に反対する駅前飲ん平横丁の八太郎、安吉、敬一の3人。板前の大塚太郎も加わり。知恵を振り絞るが何も出てこない。この横丁にツケをため込んでいる植田は単身、中南公司に乗り込み、中南公司の香港ビルと交換で立ち退くことで話をつける。5人に物好き3人が加わり、香港行き一行は8人。ラグビービールの社長に頼み込み融資3000万円も手に入れ、香港へ。香港で、日本食レストラン菊花亭をオープン。これで生活が安定するかと期待するが5日たっても客足はゼロ。太郎は新たに一計を画すのだが。
無責任遊侠伝
賭け事に天才的強さをもつ上田ヒトシだが、阿波商事の花木常務とした賭け事が原因で無職になってしまう。阿波商事からの誘いを逡巡していた上田だが、恋人の泉カネ子が彼の唯一の弱点・犬アレルギーを利用し、入社することになる。阿波商事ではちょうどバイヤーのヘッケル氏との大切な交渉中。上田は花木常務と協力し、ヘッケルの賭け好きにつけこんで見事、商談をまとめ上げる。しかし数日後ヘッケルが偽物と判明。上田と花木はマカオにヘッケルを追うのだが、実はヘッケルの背後にさらに大きな悪玉がいて・・・。
大冒険〜クレイジーキャッツ結成10周年記念〜
「ニセ札が流行る」。記者・植松唯人のスクープに日本中が騒然。警視庁でも総力をあげての公開捜査に踏み切る。慌てたのはニセ札偽造団。組織の秘密がもれては一大事と、殺し屋を差し向ける。ニセ札組織の魔の手は植松の自称恋人・悦子にまでおよび、ある日悦子は何者かに連れ去られてしまう。探知機を頼りに悦子を追う植松と発明家の谷井。さらにその後を刑事三人が追い、さらに殺し屋たち追う。善悪入り乱れた追撃戦の末、植松と谷井はニセ札偽造団の根城・潜水艦にたどり着くのだが・・・。