日本の怪獣映画、特撮映画の金字塔 『ゴジラ』。3期にわたって製作されてきたゴジラシリーズの平成ゴジラの前期作品群。長い間お蔵入りしたゴジラを復活するということで、大森一樹監督を中心に、怖いゴジラ、強いゴジラの復活をテーマに制作された。映像美、特撮技術の面で昭和ゴジラより数段レベルアップしている。この時期のゴジラが一番!というゴジラ・ファンもけっこう多いようだ。
各巻 2,500円(税別)
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ゴジラ (1984年版)
"平成ゴジラ・シリーズ第1作。実際には昭和59年に公開されている。1954年から30年ぶりに出現したゴジラという設定で、悪役ゴジラが復活している。昭和ゴジラが後半、あまりに子供向け、怪獣ヒーロー化した反省もあり、ゴジラ=恐ろしい、という意識で製作されている。そのリアルな動きは全世界を驚愕させた。"
カラー / 昭和59年
《CAST》 ゴジラ、ショッキラス(巨大フナムシ)
ゴジラvsビオランテ
バイオテクノロジーとゴジラ細胞が生んだ謎の生物ビオランテとゴジラの死闘を描く。1984年度版ゴジラの明確な続編であり、構成プロットの巧みさ、新怪獣ビオランテの造形など玄人評価が高い作品。スケールアップした特撮映像も話題となった。興行収入は思うほど伸びなかったが、コアなファンを持つゴジラ映画の秀作。
カラー / 平成元年
《CAST》 ゴジラ、ビオランテ
ゴジラvsキングギドラ
人気怪獣の双璧、ゴジラとキングギドラがタイマン勝負する唯一の作品。物語はタイムトラベルによる未来人の日本侵攻という今までにない設定を用いている。シナリオ上、タイムパラドックスに矛盾があるのが玉に瑕ではあるが、ゴジラとキングギドラ、二大怪獣の原野での激突、新都庁ビルでのメカキングギドラとの死闘、さらにゴジラの誕生秘話など見どころが多いエンターテインメントな作品。
カラー / 平成3年
《CAST》 ゴジラ、ゴジラザウルス、キングギドラ、メカキングギドラ、ドラット
ゴジラvsモスラ(1992年版)
モスラ、バトラ、そしてゴジラが三つ巴の激闘を展開する平成ゴジラ映画のヒット作。『極彩色の大決戦』と銘打たれた映画で、特撮史上に残る名シーンと言われる国会議事堂でのモスラの変身シーンなど、SFXを駆使した特撮シーンは評価が高い。ストーリーはバトルロワイヤル的色調が強く、まさに正月映画というべき華やかなストーリー展開となっている。昭和39年公開の『モスラ対ゴジラ(通称モスゴジ)』とは別作品なので注意!
カラー / 平成4年
《CAST》 ゴジラ、モスラ、バトラ