日本の怪獣映画、特撮映画の金字塔 『ゴジラ』。3期にわたって製作されてきたゴジラシリーズの中で最も評価が高い作品が集中したのが、この昭和ゴジラの前期である。『ゴジラ』『ゴジラの逆襲』『キングコング対ゴジラ』『モスラ対ゴジラ』『三大怪獣・地球最大の決戦』・・・怪獣映画ファンの中でどれが好きかと論争になる、名作ぞろい。
ぜひお楽しみください。
各巻 2,500円(税別)
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ゴジラ
記念すべき『ゴジラ』映画第1作。昭和29年はビキニ環礁の水爆実験に実施された年で、『ゴジラ』は特撮SF映画の形をした反原爆・反水爆の映画だった。映画会社は当初、黒沢明を監督に予定していたようだが、映画会社の真の意図に気づいた黒沢は、戦争経験がない自分より戦地体験のある助監督・本多猪四郎こそ、この映画のメガホンをとるにふさわしいと判断。右腕に『ゴジラ』を託し、さらに信頼する俳優・志村喬を出演させた。特撮の天才・円谷英二、映画音楽の巨匠・伊福部昭も参加し、日本が世界に誇る特撮怪獣映画『ゴジラ』が誕生する。
モノクロ / 昭和29年
《CAST》 ゴジラ
ゴジラの逆襲
初代 『ゴジラ』の大成功で急遽制作された続編映画。ゴジラの他にアンギラスが登場し、舞台も大阪に移る。氷漬けにされていたゴジラが復活。続いてアンギラスも大阪に上陸する。芹沢博士を失いオキシジェン・デストロイヤーが使用できない今、人類は如何にゴジラを撃退するのだろうか?
モノクロ / 昭和30年
《CAST》 ゴジラ、アンギラス
キングコング対ゴジラ
ゴジラ映画初のカラーにて史上最高の観客動員を記録した映画。アメリカを代表するモンスター、キングコングとゴジラが対決する。製薬会社の宣伝の一環で日本に連れてこられたキングコング、三度復活したゴジラと死闘を繰り広げる。怪獣対決映画の始まりである。通称キンゴジ。
カラー / 昭和37年
《CAST》 ゴジラ、キングコング、大ダコ、大トカゲ
モスラ対ゴジラ
ゴジラが悪役怪獣として、真価を発揮する最終作品。昭和ゴジラは今後ヒーロー怪獣となってしまう。日本を襲うゴジラにモスラが挑む。ゴジラの火炎放射か、モスラの羽ばたきか? それともモスラには次の手があるのか! インファント島から飛来したモスラとゴジラが死闘を繰り広げる昭和ゴジラの人気作品。
カラー / 昭和39年
《CAST》 ゴジラ、モスラ(成虫)、モスラ(幼虫)
三大怪獣・地球最大の決戦
三つ首の宇宙怪獣キングギドラが初登場! 地球に飛来したキングギドラの猛攻に、地球の怪獣を代表し、ゴジラ、ラドン、モスラの三大怪獣が挑む。と書くと結構子供向けっぽいのだが、当時の特撮技術が結集され、脚本もしっかりしている。空前のスケールで描く、昭和の怪獣映画の総集編。
カラー / 昭和39年
《CAST》 ゴジラ、ラドン、モスラ(幼虫)、キングギドラ