日本の怪獣映画、特撮映画の金字塔 『ゴジラ』。3期にわたって製作されてきたゴジラシリーズの昭和ゴジラの後期作品群。中期のコミカル、ファミリー路線から、ヒーロー怪獣色が強まっている。評価が分かれる作品が多いのも特徴で、公害問題を取り扱った『ゴジラ対ヘドラ』、人気怪獣メカゴジラが登場する『ゴジラ対メカゴジラ』『メカゴジラの逆襲』はマニアックなファンの支持が高い。怪獣の造形がだんだん凝ってきているのも好みが分かれるところか。
ぜひお楽しみください。
各巻 2,500円(税別)
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ゴジラ対ヘドラ
当時、社会問題となっていた公害問題を取り上げた作品。ゴジラと公害怪獣ヘドラの死闘を描く。この時期には珍しいハード路線のゴジラで、公害シーンにはアニメを導入、音楽もサイケなものを使用するなど実験的挑戦も多い。さらに最後のシーンで、ゴジラに地球を公害でメチャクチャにする人間への怒りの表情をさせるなど、子供映画ではないゴジラが久々に復活した感がある。非難も多いが、ファンも多いゴジラ映画の良作。
カラー / 昭和46年
《CAST》 ゴジラ、ヘドラ
地球攻撃命令・ゴジラ対ガイガン
ゴジラ、アンギラスの地球怪獣タッグ VS キングギドラ、ガイガンの宇宙怪獣タッグ。プロレスを彷彿させるタッグ選手権。ハンター星人に操られ地球を襲撃に来た宇宙怪獣キングギドラ、とサイボーグ怪獣ガイガン。ゴジラ、アンギラスが怪獣島から救援にかけつける。新怪獣ガイガンの造形と不気味さが話題になった作品。
カラー / 昭和47年
《CAST》 ゴジラ、アンギラス、キングギドラ、ガイガン
ゴジラ対メガロ
核実験により被害を受けた海底王国シートピアが守護神怪獣メガロを地上に送り、復讐をしようとする。ヒューマノイドロボ・ジェットジャガーが相手をするが、メガロに加え、ガイガンまで現れ劣勢に! 大ピンチにゴジラが参戦し、ジェットジャガーとともに、メガロ&ガイガンにタッグ戦を挑む。テレビの巨大ヒーロー『流星人間ゾーン』のモチーフになっったと云われる作品。
カラー / 昭和48年
《CAST》 ゴジラ、メガロ、ガイガン、ジェットジャガー
ゴジラ対メカゴジラ
ブラックホール第3惑星人が地球制服のために作り上げたゴジラそっくりのロボット怪獣、メカゴジラが登場。ゴジラがこれに応戦するが、劣勢のまま痛み分けに終わる。改修され、進撃を再開したメカゴジラに沖縄の守護神怪獣キングシーサーが立ち塞がる。さらに電気を帯び、強力化したゴジラもかけつける。ゴジラとキングシーサーは、史上最強のロボット怪獣、メカゴジラを止められるのだろうか?
カラー / 昭和49年
《CAST》 ゴジラ、メカゴジラ(偽ゴジラ)、キングシーサー、アンギラス
メカゴジラの逆襲
昭和ゴジラ・シリーズの最終作品。ブラックホール第3惑星人はゴジラに敗れたメカゴジラを再建造。海底に眠る恐龍チタノザウルスをも操り、地球侵略を再開する。ゴジラは二大怪獣を前に奮戦するのだが・・・。メカゴジラ人気を背景に、原点回帰を模索し制作されたゴジラ映画。本多猪四郎監督、伊福部昭の音楽となど、ゴジラ人気絶頂期のスタッフが揃って復活した作品。
カラー / 昭和50年
《CAST》 ゴジラ、メカゴジラ2、チタノザウルス