お経・御詠歌など仏教CD＆DVD | 京都 市原栄光堂

テレビ時代劇の大ヒット作『大岡越前』。享保年間、八代将軍・徳川吉宗の元、江戸町奉行として辣腕を振るった大岡越前守忠相の活躍を描いた時代劇。講談などで人気が高い大岡裁きを見事に映像化し、評価を高かった1970年の「大岡越前・第一部』をＤＶＤ化。
　『大岡越前』は、大岡越前守忠相役の加藤剛をはじめ、忠相の親友・榊原伊織の竹脇無我、妻・雪絵役の宇都宮雅代、腹心の同心・村上源次郎の大阪志郎、将軍・吉宗の山口崇、父・大岡忠高役の片岡千恵蔵とシリーズを通じ、配役変更がほとんどなかった。それ故に実際の俳優が年を重ねるにつれ、ドラマの中の大岡越前や伊織も齢と経験を重ね、人生の年輪を加えた役柄に成長していった。本シリーズでの大岡越前はまだ若く、ガチガチの法治主義者である。しかし、致し方ない理由で罪を犯す弱き人々や、他人のために自ら賊に堕ちる義賊と接し、法と情の狭間で涙するシーンさえあった。
　大岡越前とその仲間たちの若き日の葛藤と活躍を描いたシリーズ第一作、『大岡越前・第一部』をぜひお楽しみください。
全28話／1400分収録

加藤剛の『大岡越前』1970年度版　あらすじ

　享保元年12月。八代将軍・徳川吉宗の命により、伊勢山田奉行を解任され、江戸出府を命じられた直参畑本・大岡忠相は死を覚悟で登城する。４年前、伊勢山田奉行だった忠相は、殺生禁断の場で密猟をした当時の紀伊大納言・吉宗を捕縛。 罪を問うていたのだ（実際には狂人として放免）。しかし心配に反し、吉宗は忠相の法を守る姿勢を愛で、江戸町奉行に任命する。奉行となった大岡越前守忠相は、与力の神山左門（天知茂）、 同心の村上源次郎、岡っ引きの辰三（高橋元太郎）らの協力を得て、江戸の治安回復に励むとともに、親友の医師・榊原伊織らの助言をもとに、町火消創設や目安箱や小石川養生所の設置など享保の改革の施策実現に奔走する。
　亡き許嫁ろ瓜二つの娘・雪絵との出会いと結婚を経て、物語はクライマックス、天一坊事件へと突き進んでいく。