お経・御詠歌など仏教CD＆DVD | 京都 市原栄光堂

数ある『遠山の金さん』でも人気が高い西郷輝彦版『遠山の金さん』こと『江戸を斬る』。前作の大ヒットを受けてのシリーズ２作目で、前半は気が強い江戸小町おゆき（松坂慶子）と金四郎との恋の道行も見どころ。ラブコメ風の寸劇は結構楽しい。本シリーズの遠山金四郎は背中の桜吹雪の入れ墨を若気の至りと恥じており、どこか巷にいる頼りになる兄さん風味がある。金四郎の元乳母で、金四郎が居候する魚屋の女将であるお政（春川ますみ）や、昼間は魚政の小頭、夜は義賊・鼠小僧として金四郎に協力する次郎吉（松山栄太郎）、金四郎の惚れながらも素直になれない江戸小町・おゆき（実は紫頭巾）等の存在もあり、前作同様、ラブコメやホームドラマのエッセンスを併せ持つチャンバラ時代劇に仕上がっている。西郷輝彦が歌う主題歌『ねがい』もやっぱり名曲で、古いテレビ時代劇ながらやっぱり面白いと唸ってしまう。
小生お薦めの『遠山の金さん』、『江戸を斬る』をぜひお楽しみください！
全26話／全1300分

西郷輝彦の『遠山の金さん〜江戸を斬る』1977年度版　あらすじ

　魚屋・魚政の居候浪人・遠山金四郎。魚屋の看板娘おゆきとの痴話喧嘩が絶えず、なにかと騒がしい日々を送る金四郎だが、実はその正体は江戸南町奉行・遠山金四郎だった。妖怪と呼ばれた巨悪・鳥居耀蔵を屠り、平穏な日々を取り戻したかに見えた江戸の町だったが、天保の悪政は人心を乱し、盗賊、殺人が多発するようになっていた。事態を重く見た幕府は、死神の重蔵こと脇坂重蔵（成田三樹夫）を火付盗賊改方長官に任命。南北江戸町奉行所と共に江戸の治安を守るように命じる。鬼気迫る取り締まりを続ける火付け盗賊改めだが、その強権的で強引な取り締まりは江戸の町を恐怖に陥れる。激しく対立する遠山金四郎と脇坂重蔵・・・。果たして金四郎とその仲間たちは、江戸町民たちの笑顔を守り抜くことができるのだろうか！？

第一話（タイトル無）／ 狼たちの掟 ／ 金四郎の縁談 ／ 強請に使った贋金 ／ 人情遠山裁き ／ すった財布が縁結び ／ 殺しの爪痕 ／ 盗まれた入牢証文 ／ 暗闇の追跡 ／ 恐怖の辻斬り ／ 女だてらに河内山 ／ 殴られた水戸烈公 ／ 金四郎の結婚 ／ 嫁も姑も意地っ張り ／ 狙われた亥の刻小僧 ／ 涙が光る遠山裁き ／ 罠に掛った死神 ／ 医は仁術か算術か ／ どじな兄貴の妹想い ／ 悪徳検校 ／ 狙われた女 ／ 人を見て法を説け ／ 男の約束 ／ 殺しの疑惑 ／ 掠奪された御用金 ／ 八百八町は日本晴れ