お経・御詠歌など仏教CD＆DVD | 京都 市原栄光堂

『遠山の金さん』を主人公にしたテレビ時代劇は数あるが、その中でも人気が高いのが、この西郷輝彦主演の『江戸を斬る』。水戸黄門への出演と『どてらい男』の好演で評価を高めた西郷輝彦の本格的な時代劇デビュー作で、ヒロイン役の松坂慶子と共に本作で大ブレイクを果たした。
　本シリーズの遠山金四郎は背中の桜吹雪の入れ墨を若気の至りと恥じており、どこか巷にいる頼りになる兄さん風味がある。金四郎の元乳母で、金四郎が居候する魚屋の女将であるお政（春川ますみ）の存在や、金四郎に協力する義賊・鼠小僧次郎吉（松山栄太郎）のどこかフワッとした空気感、やたら気が強く金四郎と喧嘩ばかりしているが実はほの字のおゆきこと雪姫（松坂慶子）の存在など、時代劇でありながらラブコメやホームドラマのエッセンスを持った、楽しく見れるチャンバラ時代劇。西郷輝彦が歌うエンディング曲『ねがい』も時代劇市場に残る名曲。
　ちなみに、小生の中では最も好きな『遠山の金さん』である。おススメです！
全28話／全1400分

西郷輝彦の『遠山の金さん〜江戸を斬る』1976年度版　あらすじ

　下町の魚屋・魚政に出入りする若い浪人・遠山金四郎。名門旗本・遠山家の嫡男だが、世を拗ね、背中に桜吹雪を入れ墨を入れ、気楽な日々を送っていた。しかし、市井の生活を続けるうちに、悪に苦しみ、涙する善良な人々の存在に気づき、水戸藩主・徳川斉昭の導きもあり、江戸北町奉行に就任することになる。奔放な行動力と悪を憎む純粋な心で江戸の治安を守る遠山金四郎だが、多くの悪の背後に救う江戸南町奉行の鳥居耀蔵（金田龍之介）の存在に気づく。次第に厳しくなる戦いの中、配下の与力、同心に加え、金四郎の人柄に惚れ込んだ義賊・鼠小僧次郎吉や、謎の覆面女剣士・紫頭巾も協力するようになる。実は紫頭巾の正体は・・・？
　権謀術数に長け、無実の人々を陥れ私腹を肥やす巨悪、妖怪・鳥居耀蔵にはたして、金四郎たちは勝つことができるのだろうか！？

江戸を斬る ／ 勇気ある決断 ／ 颯爽　遠山一番手柄 ／ 人質を奪回せよ！ ／ 消えた江戸小町 ／ 濡れ鼠河内山宗春 ／ じゃじゃ馬姫の恋 ／ お小夜のゆくえ ／ 初春・喧嘩纏 ／ 恐怖の罠 ／ 二人鼠小僧 ／ 密柑は七万七千石 ／ 鱈に当って死んだ奴 ／ 危うし紫頭巾 ／ めで鯛八五郎 ／ 燃える牢獄 ／ 雛まつり殺人事件 ／ 忠治・江戸に現わる ／ 桜吹雪が闇に舞う ／ 娘目明し ／ 目撃者は花嫁 ／ 恐怖の黒い狼 ／ 人情恋裁き ／ まごころ ／ 狙われた遠山桜 ／ 美しい復讐鬼 ／ 陰謀の嵐 ／ 天保の夜明け