お経・御詠歌など仏教CD＆DVD | 京都 市原栄光堂

戸川猪佐武原作の『小説吉田学校』を、監督 森谷司郎、主演 森繁久彌で映画化した作品。
吉田茂の半生を描くことで、戦後日本の復興と戦後政治の裏側を描いた。
事実であること、現在の政治家の祖父や父が数多く登場することなど非常に興味深い作品である。
好き嫌いは別としてもやはり、日本を代表する宰相吉田茂に森繁久彌。
吉田茂の終生のライバルで鳩山由紀夫の祖父鳩山一郎に、芦田伸介。
吉田茂の腹心 松野鶴平に小沢栄太郎、幣原喜重郎には三津田健。
河野洋平の父 河野一郎に梅宮辰夫、大野伴睦には田崎潤、広川弘禅には藤岡琢也。
吉田学校門下生、後の総理大臣 佐藤栄作には竹脇無我、同じく後の総理大臣池田勇人には高橋悦史。
田中角栄 西郷輝彦、中曽根康弘 勝野洋、福田赳夫橋爪功 麻生太賀吉 村井国夫・・・
その他、神山繁、仲谷昇、鈴木瑞穂、稲葉義男、峰岸徹、小林稔侍、池辺良と大河ドラマ並みの錚々たるメンバーが並ぶ。
しかし居並ぶ俳優陣の中でも、吉田茂＝森繁久彌の存在感と、
打倒吉田に執念を燃やす鳩山一郎の腹心 三木武吉こと若山富三郎の演技は見逃せない。
台詞が正確に聞き取れないのに、何を言っているかようわかる、
そんな演技ははじめて見た。
吉田茂の娘 麻生和子（麻生太郎の母）を演じたの可憐さも見逃せない。
見ごたえある逸品。

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