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[時代劇映画] のぼうの城　あらすじ

　豊臣秀吉（市村正親）の大軍が押し寄せる中、天険の浮城・忍城の守りを任された成田長親（野村萬斎）。武勇も知謀もない成田長親は、領民から「でくのぼう」を略して「のぼう」と呼ばれていたが、 なぜだかやけに人気があった。
忍城攻めの総大将に任ぜられた石田三成（上地雄輔）は、文弱の誹りを払拭しようと城の攻略に知恵を絞る。忍城側は、正木丹波守（佐藤浩市）、酒巻靭負（成宮寛貴）、柴崎和泉守（山口智充）らの奮戦で、 緒戦を圧倒するが、なにせ２万対３千の戦いである。三成が水攻めを仕掛けるに至り、城内の危機感は強まっていく。このままでは忍城は水に沈む。長親は士気を鼓舞しようと、 城を囲む湖に船を出して、敵兵の前で田楽踊りを披露する。長親を少なからず想う甲斐姫（榮倉奈々）は普段の気の強さからは想像できない優しい眼で心配そうに長親を見つめるのだった・・・
はたして忍城の運命は！？　成田長親、甲斐姫、そして忍城の領民たちの運命は！？　さまざまな思いをのせつつも、歴史の大きなうねりが作られていくのだった。