お経・御詠歌など仏教CD＆DVD | 京都 市原栄光堂

前進座の若手集団・前進座Nextの公演をＤＶＤ化。『ももんが』というのは妖怪のことのようで、長屋に突如紛れ込んだ朝鮮通信使の李さんと長屋の人々が巻き起こすドタバタ劇に、グウタラ者の半吉が江戸時代きっての妖怪画家・鳥山石燕になるきっかけを絡めて描いている。深川の長屋で書かれた妖怪＝ももんがは、ほんの１週間の間にたくさんの思い出と未来の種を育てた人々の象徴なのだ。
　脚本・演出は太田善也。前進座からは高橋佑一郎、渡会元之、黒河内雅子など。さらに協力出演に柳生啓介、韓国の名優にして演出家・金世一が物語の肝になる朝鮮通信使の李さん役で出演している。李さんの台詞はそのまま日本と朝鮮の人々へのメッセージなのかもしれない。
本編90分＋特典映像収録

深川ももんが　あらすじ

　江戸深川の裏長屋に奇妙な風体の男が行き倒れた。右往左往する長屋の人々だが、マイペースな男は長屋の人々の思いなど歯牙にもかけず好き放題。実は行き倒れの男の正体は朝鮮通信使の絵師・李だった。最初は喧嘩が絶えなかった李さんと長屋の人々だが、次第に互いの文化や考え方を理解し、親交を温めていく。一方、李さんが居候した家のグウタラな弟・半吉は、李さんのススメで頭の中に浮かんだ妖怪や化け物を絵に書き写すようになり・・・。