お経・御詠歌など仏教CD＆DVD | 京都 市原栄光堂

黒澤明、小津安二郎と並び、世界的評価の高い日本の映画監督、溝口健二。
同棲女性との別れ話のもつれから剃刀で切りつけられるというエピソードを持ち、女性を主人公に据えた情緒的な作品が多い。
『西鶴一代女』『雨月物語』『山椒太夫』と、ベネチア国際映画祭で、銀獅子賞を三年連続で受賞。世界の映画人に名を知られるようになり、ジャン＝リュック・ゴダール、フランソワ・トリュフォー、エリック・ロメール、ベルナルド・ベルトルッチ、ジャック・リヴェット、など、ヌーヴェルヴァーグ世代のヨーロッパの映画監督に多大な影響を与えた。

とにかく口が悪く、女性蔑視の発言も多かったらしいが、妻が精神に異常をきたしたと知った時は、人目を憚らず泣いたという。
豊かな感情と綿密で真摯な映画作りへの熱意、優れた仕事への素直な敬意、これが映画監督・溝口健二の本質だったのではないだろうか？
溝口健二の名画をぜひお楽しみください。

---

■ 近松物語（1954年・モノクロ102分）
　　　出演：長谷川一夫・香川京子・南田洋子など

■ 楊貴妃（1955年・カラー98分）
　　　出演：京マチ子・森雅之・山村聡など

■ 新・平家物語（1955年・カラー198分）
　　　出演：市川雷蔵・久我美子・林成年など

■ 赤線地帯（1956分・モノクロ86分）
　　　出演：京マチ子・若尾文子・木暮実千代など

◆ 映像特典
１．特報・予告編
２．時代を超える溝口健二

---