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二葉百合子・長編浪曲集〜岸壁の母、父ちゃんのポーが聞える(CD)

近年の女性浪曲師ブームでガッカリしている方に特にオススメの本筋の芸。二葉百合子の長編浪曲2作を収録。歌で大人気を博した『岸壁の母』。浪曲で聴くと、歌では語り尽くせなかった母の苦しみ、願い、希望が込められている。『父ちゃんのポーが聞える』は1971年に映画化もされた作品。ハンチントン舞踏病という難病にかかりながらも懸命に生きた少女と父の愛を描いた実話をもとにした浪曲。
 さまざまな人、さまざまな人生への応援と感動、その人がこの世にあってくれた感謝を浪花節で歌い上げるのが浪曲。そんな浪曲の原点をきちんと伝える名演。1972年発表音源。



岸壁の母 (二葉百合子)


昭和六年、端野いせは一人息子の新二の手を引き、東京に出てきた。針仕事や手内職で親子で片寄せあって暮らすいせと新二。しかし昭和16年12月8日。日本は大東亜戦争に突入し、新二の先輩・三村にも赤紙が届く。兄を失った三村の妹・靖子を勇気づける新二は、次第に自分にとって靖子がなくてはならぬ存在であることに気づき、結婚を決意する。二人の思いを知ったいせは、狼狽のあまり家を飛び出すが、後を追ってきた靖子を見て、二人を祝福して送り出そうと決意する。しかし家へ戻った二人を待っていたのは、新二と今届いたばかりの赤紙だった。その夜、母と子は最後の夜を過ごし、新二は出征。やがて終戦が訪れるのだが・・・。


父ちゃんのポーが聞える (二葉百合子)


蒸気機関車の運転手・杉本の次女・則子はふとしたはずみで転ぶ癖があり、生傷が絶えなかった。偏平足ということで安心していた杉本だったが、則子の容態は悪化するばかりで、学校にも通えなくなり、市民病院の中のこまどり学園に通うようになる。実は則子はハンチントン舞踏病という難病で現在のところ、確実な治療法は見当たらなかった。それでも絵を学び、明るく生きようとする則子だが、ある日、則子の思いがあふれ、家に帰りたいと泣き叫ぶ。杉本は「これから週2回、療養所の前を通るたびに汽笛で合図を送る。それが父ちゃんの挨拶だと思ってほしい」と励ますのだが・・・。


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