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《浪曲・浪花節》天津羽衣 岸壁の母 / 瞼の母 / お吉物語(CD2枚組)

歌謡浪曲で一世を風靡し、浪曲師だけでなく、歌手や女優としても活躍した天津羽衣の本格的浪曲CD。新内や歌謡浪曲を織り込んだ天津羽衣の代表作『お吉物語』の大ヒット後、羽衣節で時代を席巻した。本作には前述の『お吉物語』に加え、天津羽衣の十八番浪曲であった母シリーズから『瞼の母』『岸壁の母』を収録している。
【添付冊子】台詞集・あらすじ解説・浪曲師プロフィール付



天津羽衣 お吉物語


天津羽衣・浪曲の集大成ともいうべき作品。歌謡曲も入り歌謡浪曲の側面を持ち、また天津羽衣が得意とした新内も盛り込まれている。幕末の伊豆下田。船大工の娘・お吉は下田一の売れっ子芸者で、将来を誓い合った鶴松という男性もいたが、あるとき、下田奉行所支配組頭の伊佐から、アメリカ合衆国総領事ハリスの側妾になるよう命ぜられる。すでに鶴松は伊佐により説得され、江戸で夢だった船大工の修業をすることになっていた。恋人に裏切られたお吉は、日米の懸け橋になるつもりでハリスに仕えるが、異国人に肌を許したことから「唐人、らしゃめん」と罵られ、石をぶつけられるようになる。次第に酒におぼれるお吉。それから三十年後、明治の半ば。酒で身を持ち崩し半身不随となったお吉の元に、明治政府で外務省の高官となった伊佐が詫びに現れる。お吉は不自由な身体で伊佐に殴りかかり、積年の恨みを晴らそうとする。伊佐が訪れた翌日、お吉は鶴松の墓に詣で、鶴松とハリスの死を惜しんだ後、川に身を投げるのだった・・・。幕末の動乱に運命を左右され、手に入る幸せをつかめなかった一人の女性の一生を、天津羽衣が語り、うたいあげた伝説の浪曲。


天津羽衣 瞼の母


長谷川伸原作で、芝居や映画にもなった名作『瞼の母』の浪曲版。幼いころに別れた母を捜し、江戸に出てきた忠太郎。たまたま助けた老婆に事情を話すと、水熊という料理屋の女主人・お浜が忠太郎の同じ地方の出身だという。なんとかお浜にであうことができた忠太郎がいろいろ尋ねると、よもや母に間違いない。親子の名乗りを上げようとする忠太郎だが、お浜は忠太郎がやくざ姿であることを理由にそれを拒絶するのだった・・・。


天津羽衣 岸壁の母


実話に基づき制作された名曲『岸壁の母』を浪曲にアレンジ。ライバルと言われた二葉百合子との共作で話題となった作品。中国大陸に出征した息子。終戦後も?音信不通が続くが、突然、母親あてに手紙が届く。息子はシベリアで強制労働させられていた。息子が生きていると知った母は、大陸からの帰還船が来るたびに舞鶴の岸壁に立つようになるが、息子は一向に戻らない。そんなある日、シベリアで息子と共にいたという青年が現れる。


商品コード : IS81212N09902
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