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【朗読CD】曽根綾子エッセイ『中年以後』(CD6枚組)
曽根綾子のエッセイ『中年以後』の朗読CD。
宗教はじめ、さまざまな社会問題など人によって判断が分かれるテーマを題材に、小説やエッセイを発表してきた曽根綾子氏。近年は生き方や老い方を取り上げられることも多いが、本作は、老年を迎えるにあたっての入門書、準備書という背景が強い。
人間はだれもが、年を取って中年になり、老年になり死を迎える。中年になることを頑なに拒み、自分はいつも若いままだと片意地を張る方や無理して若い人に話を併せておられる人もいるが、曽根綾子氏は『中年以後』にこそ人生は熟す、と語られる。醜いこと、惨めなこと、諦めること・・・そういう負の現実をも受け入れることのできる心の余裕、人間性の幅が生まれるのが『中年以後』だと言う。そして失うことを受入れる心と引き換えに、この時期にしか見えてこないものがあるというのだ。
曽根綾子氏のエッセイは、氏なりの考えが整理され、率直に書かれていることが多いだけに、反論も受けやすい。ただ、反論を持つということは、それは同時にそのテーマに正対した、向き合ったことに他ならない。手応えのある中年以後、密度の濃い中年期、老年期ってどんなものだろうな、なにが大切なのかな、と考えているあなたの相談相手になれる、そんな作品だと思います。
朗読家・梶けいこの朗読でお味わいください。全373分収録。
商品コード : IS81212N04874 |
価格 : 3,850円(税込) |
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