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【朗読CD】 坂口安吾の随筆・小説:堕落論、続堕落論、桜の森の満開の下、風と光と二十の私と(CD3枚組)
生きよ堕ちよ、その正当な手順の外に、
真に人間を救い得る便利な近道が有りうるだろうか。
坂口安吾の名を知らしめたエッセイ、『堕落論』の一節である。
小生には、坂口安吾は人間を、自分自身を突き放して語ることができる人だったような気がする。『堕落論』『続堕落論』は戦後、大きく変化した日本人の生きる姿を、率直に独特の狂気を以て綴った随筆で、爽快で明快であるが、同時に人間の存在への強いこだわりを感じてしまう。
坂口ホラー小説の名作『桜の森の満開の下』もまた人間を描いている。山賊に拉致された女性が、その山賊さえも舌を巻く変貌を遂げていく。人間は、人間であるからこそ堕落する。それを卑下するわけでもなく、ただただ生きるが故の「狂」を当然として受け入れている。
不思議な魅力にあふれた坂口安吾文学をぜひお味わいください。
坂口安吾・朗読CD集 収録内容
- 堕落論
- 続堕落論
- 桜の森の満開の下
- 風と光と二十の私と
商品コード : IS81212N09430 |
価格 : 4,950円(税込) |
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