お経・御詠歌など仏教CD＆DVD | 京都 市原栄光堂

夏目漱石の弟子であり、エッセイでも人気を得た岡山の小説家・内田百聞。氏は非常に頑固偏屈、かつ我儘・無愛想な人物として知られるが、その内田百?の溢れるぐらいの愛情を書き記した作品『ノラや』。今でいうペット・ロスでうちひしがれる内田百聞先生の慟哭を綴る。朗読は女性朗読家、wis（ウィス）。約127分。

　自宅の庭で野良猫が生んだ子猫。ご飯をやるうちすっかり懐いてしまった野良猫を「ノラ」と名づけ、溺愛する内田夫妻だったが、二度目のさかりを迎えた３月末、ノラが行方不明になる。１週間、１か月たっても帰らないノラに百聞先生は狼狽し号泣する。折込広告や新聞広告まで出して、ノラの行方を探す内田夫妻だったが・・・。