お経・御詠歌など仏教CD＆DVD | 京都 市原栄光堂

菊池寛氏は、戦国時代から明治まで、時代の転換点となった合戦や歴史上の人物に焦点を当てる日本合戦譚という歴史随想集を遺している。本朗読CDには、 その『日本合戦譚』の中から2016年度大河ドラマ『真田丸』の主人公でもある『真田幸村』を収録。もう１枚には『俊寛』を収録している。俊寛は平安時代末期、平家一門の 専制に抵抗し、鬼界ヶ島に流罪になった人物で、歌舞伎や能、俚奏楽などの題材にもなっている。
　実業家でもあった菊池寛の文章は、簡潔にして明快、さらに多くの経験が生む多面的な視点が魅力で、『真田幸村』『俊寛』の２作も複合的な解釈と深さを感じていただけると思う。 菊池寛の歴史随想、『真田幸村』『俊寛』をぜひ朗読にてお楽しみください。

菊池寛・歴史随想朗読　収録一覧

真田幸村

歴史随想集『日本合戦譚』内の一編。父・真田昌幸の指揮の元、徳川家康の侵攻軍と激突した第一次上田合戦から、因縁の宿敵を天下の名城・大阪城をバックに迎え撃った大阪冬の陣・夏の陣まで。真田幸村の奮戦をエピソードを絡めて描いている。全60分。

俊寛

平清盛ら平氏一門への反乱計画を未然に摘発され、鬼界ヶ島に流罪となった僧・俊寛。元の同志たちが次々と赦免され都へ戻る中、俊寛ひとり、島に取り残されることになる。そのうち、俊寛は都への未練を棄て、島の自然の中で逞しく生きていくようになる。全70分