浅田次郎の長編人気小説『プリズンホテル』、夏・秋・冬・春を完全朗読CD化。
舞台やテレビドラマ化もされた『プリズンホテル』は、浅田次郎十八番の巧みな人物造形が映えた作品だ。元ヤクザの大親分がオーナーを務める、奥湯元あじさいホテルを舞台に、オーナーの甥で子供がそのまま大人になったような木戸孝之介らを中心に、ホテルスタッフ、宿泊客を巻き込んでドタバタ劇を描いている。なにせ通称、任侠団体御用達のプリズン=監獄ホテル。なにが起こっても驚かれませぬよう、伏してお願い申し上げる次第でございます。
朗読は三好翼氏。
各巻 5,000円(税別)
下段の選択欄からお好きな季節(巻)をお選びください。
プリズンホテル 夏 (CD7枚組)
これから皆さまにお泊り戴く『プリズンホテル』。任侠団体さまご用達、負のエネルギー満ち溢れる粗野で凶暴で非常識な宿でございますが、一般社会では解決できない悩みや苦しみを解決できるかもしれません。ご同宿は、定年を迎えた部長夫婦、極道小説家とその愛人、町金に追われるご一家・・・でございます。二泊三日の旅、ぜひお楽しみください。
プリズンホテル 秋 (CD9枚組)
ここは関東桜会直営!奥湯元あじさいホテル、通称プリズンホテル。殺人事件も幽霊も出すな!過酷な取り決めの元、ツアー主催者が全身全霊お傾け企画したのが『ポリ公とヤクザ鉢合わせツアー』。署長から婦警まで勢揃いの『青山警察署慰安旅行御一行さま』とイケイケ武闘派任侠団体『大曽根一家御一行さま』さらに元アイドル柏木ナナと往年の大歌手・真野みすずも加わり、大波乱の余暇が・・・。
プリズンホテル 冬 (CD6枚組)
プリズンホテル・オーナー木戸仲蔵の甥。作家の木戸孝之介は、執拗に原稿を求める編集の荻原みどりから逃れようと、秘書のお清と共に逃亡を謀る。一方、件の秘境=プリズンホテルでは、典型的ヤクザ顔の副支配人・黒田が観光協会からの予約対応をしていた。さらに看護婦長マリア。医師平岡。登山家武藤。中学生太郎も加わり、生と死が入り乱れる物語が展開する。
プリズンホテル 春 (CD8枚組)
「ついに俺の文化勲章受章が内定したか」かの木戸孝之介の小説が日本文芸大賞にノミネート。押し寄せる編集者、義母・富江の失踪が重なり、よどんだ気分を抱えたまま木戸孝之介はプリズンホテルへ向かう。折しもプリズンホテルでは勧善懲悪キャンペーンの真っ只中。出所した小俣弥一、競馬狂いの楠堀留、スターをめざす春野さくらとその母ふぶき、が逗留していた。人気シリーズの最終巻、乞うご期待!