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【朗読・宮沢賢治文学】 風の又三郎 全編 / 風野又三郎(CD4枚組)
『風の又三郎』も又、宮沢賢治の死後に発表された作品である。大正時代に宮沢賢治自身が執筆した童話や物語をコラージュ、再編成する形で制作され、風の精のSF的冒険談『風野又三郎』を軸に、村の子供たちを描いた『種山ヶ原』、『さいかち淵』などが挿話として取り入れらている。小さな村の小学校に転校してきた高田三郎こと風の又三郎と、嘉助たち村の子供の対立と、不思議なつながりを通じ、現実世界と土着的信仰との間で揺れる子供特有の精神世界を描き出す。
児童27人の小さな分教場に転校してきた高田三郎は、村の子供とはなんだか違う風情。村の子供のリーダ役だった嘉助たちは伝説の風の精、風の又三郎ではないかと疑いを抱く。
高原や山葡萄取りに出かける三郎と嘉助たちだが、三郎の行動はどこか特異で、村の子供たちはその頭のよさと力に舌を巻くがどこか自分たちとは違うという思いを持つてしまう。三郎を捕まえに来た専売局らしい大人から三郎を守る子供たちだが、翌日には結束して三郎を囃し立ててしまう。土日を終え、月曜日の朝、嘉助の従兄の一郎は三郎から聞いた風の歌の夢を見て飛び起きる。折からの台風に三郎との別れを予感した嘉助と一郎は、いつもより早めに登校するのだった。
<本作に収録される宮沢賢治 朗読作品>
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風の又三郎
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風野又三郎
商品コード : IS81212N08470 |
価格 : 3,300円(税込) |
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日本国
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