お経・御詠歌など仏教CD＆DVD | 京都 市原栄光堂

なめとこ山は大きな山だ。一年中、　霧か雲かを吸ったり吐いたりしている。
名台詞で始まる宮沢賢治の人気童話『なめとこ山の熊』を、長年、琵琶弾き語りを続ける現代の琵琶法師・林洋子が語る。宮沢賢治童話の奥深くに溢れる生きとし生けるものすべての大きな愛と、 人間社会を含む世の中の冷たい節理、避けることのできない現実への悲しみと苦悩を、薩摩琵琶の音色が切々と奏でだす。
なめとこ山に生きる熊たちと、それを獲って生計を立てる猟師の小十郎。互いに殺し合い、悲しみ合い、通い合い、繋がり合う命のかかわりを、 宮沢賢治だからこその少し苦みの利いたファンタジー・テイストな物語に仕立てています。朗読ではなく、物語のテイストを薩摩琵琶の音色に載せて切々と歌い上げる林洋子の技をご覧ください。

薩摩琵琶弾き語り・宮沢賢治『なめとこ山の熊』 収録内容

• 薩摩琵琶：なめとこ山の熊

  林洋子、渾身の語りと琵琶演奏でかたる宮沢賢治『なめとこ山の熊』を完全収録。挿入歌『夢』も収録。（全45分20秒）

• 琵琶奏者・林洋子　フォトヒストリー

  琵琶奏者・林洋子の37年間の活動記録を、22枚の写真のスライドショーで収録。宮沢賢治の有名な詩、『雨ニモマケズ』の語りもアイリッシュハープの音色と共に楽しめます。（全２分30秒）