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【時代劇・朗読】 藤沢周平名作集 - 驟り雨, 歳月, 飛鳥山, 桐畑に雨の降る日(CD3枚組)

名もなき市井の人々や下級武士の暮らしを細やかに綴り上げる時代小説作家・藤沢周平。藤沢周平が描きだすのは、慎ましやかでも、充実した日々を家族と共に紡ぐように大切に生きようとする人たち。目から鼻へ抜ける、そんな人はまずいない。不器用に1日1日を積み上げるように生きていく。藤沢周平は、私たちと同じそんな普通の人々の日常を丁寧に書き連ねた後、その人の決意や立ち向かう姿、折れない心を描く。力強く暮らしを重ねていく美しさ、それが藤沢周平の時代小説の魅力だと、私は思う。



驟り雨


《朗読》 神谷尚武
一晩の出来事を叙情詩的に描いた藤沢周平の名作。数年前に妻とお腹の子を一度に失った嘉吉は世の中の幸せを憎むようになった。自暴自棄となり盗っ人となった嘉吉。神社の軒下に潜み、雨宿りしつつ盗みに入る機会を伺う彼の前に、さまざまな事情を抱えた人々が現れる。手を出した奉公人の娘と結婚を迫られる道楽息子、仲間割れする博打打ち・・・そして小さな娘と抱えられた母親が現れる。彼女らを捨てた亭主に金を無心し、断られた帰りだった。二人の話を聞いているうちに、嘉吉の中の世の中への憎しみが次第に解けていく・・・そして・・・


歳月


《朗読》 白坂道子
妹さちの結婚話。姉のおつえは妹の夫となる信助との昔に思いを馳せる。4年前、おつえは見初められて意に染まぬ結婚をした。傾いていく店を懸命に支えながら、おつえは妹夫婦の幸せを心から願いつつも、信助に心を寄せた昔を懐かしく思うのだった・・・。


飛鳥山


《朗読》 白坂道子
花見客でいっぱいの飛鳥山で、女はその女の子に出合った。「何てかわいい子だろ」。ゆっくり膝を折りながら女はそう思っ・・・藤沢周平の人気短編集『広重・名所江戸百景』からの一作。


桐畑に雨のふる日


《朗読》 白坂道子
ゆきが十歳の時、手をつないで桐畑まで見送った父親はそのまま失踪した。ゆきは、雨のふるあの日が忘れられず、いつか必ず帰ってくると父を待ちつづけるのだった・・・。『広重・名所江戸百景』からの一作。


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